亀野の言葉を選ばない雑記帳

かめのが徒然書くところです。真面目なことからパッパラエピソードまで。

亀野のやりたいこと2024

今週のお題「2024年にやりたいこと」

 

色々ある。

 

去年作ったゲームの改良アップデート

去年ゲームをリリースしありがたいことに賞までもらった

ゲ制サークルは細々ツイートだけして約3年ほど沈黙させてしまっていたので(これは各々が個人の活動で生き生きしていたという意味合いであり創作から離れていたわけではない)、今年も動かすことで存在感をアピールしたい。

あと長く間を空けると私が手続き記憶を失う。

 

病気治したい

Twitterでは散々言っているが昨年夏からメニエール病を患っている。

どうも治りが悪く現在も軽度ではあるが低音部難聴。

メニエール病記事も書きたいと思いつつ体調の悪さから大筋しか書けていない。幸い現状目眩はそんなにないのだが耳鳴りと耳閉感が強く、疲れがたまると首回りまで絞まった感覚が出てきて集中どころではない。

※一時は酷い吐き気で職場でもトイレと友達になっていた

これでフルタイム労働してるんだから頭おかしいんすよ……

職場は残業減らしてくれたりとかなり優しいが「休むな」の圧は強い。辛い。働かないと病院行けないしな。
昔は難病指定だったらしいけど今は違うので公的援助も無いです。

罹患半年になるのでなんとかしたいところ。そろそろ大がかりな治療法を試すか……財布……

ただでさえ精神科やら婦人科やら定期通院をしているのに耳鼻科もねじ込まねばならず、スケジュールはカツカツである。

 

みんな、運動がバリバリに出来なくてもいい。

月に1度も2度も病院行かなくていい最低限の健康は財産やで。

 

手に職つけたい

メニエール患ったのと、将来のことを考えていると今の職は好きだが長続きさせられないようにも思っている。

(残業わりと増えがちなので過労で悪化するメニエールとクソほど相性悪い)

失業保険もらえるラインまで頑張って職業訓練受けに行こうか、しかしただでさえ履歴書がゴミなのにまたキャリア断絶させてもなぁと考えたり。

いや最近ほんと人と同じ空間で過ごすのが苦痛だなって思うんだわ。

職場、貧乏揺すりとかチックかな?って動きを延々繰り返す人がいて、しんどさが爆発してるんですね。

私が音刺激にかなり敏感な質なので。

そして人のこと気にし始めると「人のこと言えるの?私の動きでイライラしてる人いるかもしれないのに?」とおかしな気遣いはじめてしまって自分の呼吸の音さえ気になりだして無限にストレスがたまる。

職場、みんな性格はいいだけにこんなことをストレスにしているのが申し訳ない。
こんなん面接段階で分からんからお断りしようがないし……、もうフルリモート引きこもり可能な職になれば安全を取れるのかな……と思うなど。
人との接触を断ちたい。

みんな他人と同じ空間で10時間近く過ごすのってどうやって我慢してるんですかね

 

香水を今年も探す

私は香水情報や交流のためのSNSアカウントを作るくらいには香水が好きである。

高いものも多いのでブラインド購入は基本しないようにしていて、去年もあちこち足を伸ばしては色々見て知識を集めていた。

今年もいくつかまずは見てみたいブランドをリストアップしており、あがり症と戦いながら巡りたい。

……店員さんガンガン話し掛けてくる人が多いので社交不安には本当に難しい趣味である。

今年ドルセーと香師は行ってみたいと思っている。

dorsay.jp

kohshi.jp

ドルセーは去年末に一人で一度行ったのだが、表参道の空気と店員さんのオシャレさ、そして路面店という逃げ場のなさで即座に退散した。
陰キャあるあるだが、ショッピングモールのテナントのような壁や扉のない逃げ場のある空間の方が気安く買い物しやすい。閉鎖空間は即ち死)
実は新年早々、心強い味方を得て行く予定が既に立っていたりする。
今度こそ何かお気に入り見つけて帰ります。

あとルラボのシティエクスクルーシブってご当地香水が9月だけ世界のどこでも買えるようになるのだが、これのポアヴルを今年こそ買いたい。
去年はサンプル入手しただけに留まってしまった(ゲ制のピークが9月だった)。

なんと今年亀野は今年29歳。そして9/29生まれなのだ。
ルラボの香水は購入日(と任意の文字列)のラベルがつく。9/29に29のラベルを入れるんだ……!奇跡的に今年の9/29は土曜日だもんな!

同人誌またやりたい

(去年出るつもりだったイベント全部取りやめてゲ制してたので)書きかけを仕上げたい気持ち。
しかしどいつもこいつもページ多い長編なので、短く書けるものを何か用意してもいいかもなぁ。

ゲ制やるつもりなら正直並行では無理。それでもせめてWebアップだけでもしたい。
でも紙選ぶのが大好きなので紙が理想なのよ……

 

 

他にもやりたいことはたくさんあるがあまりたくさん書いて達成できなかったことが多くなると年末の私が発狂するのでこの辺にします。

それでは適当ペースの更新ブログを今年もよろしく。

ゲ制中のイカれ発言解説~新作のお知らせを添えて~

www.freem.ne.jp

はい。

そんなわけで友人とのサークルで新作ゲームを出しました。
蝉時雨の外れで、公式略称は「せみはれ」です。
相変わらず女性向けと言っていいのか、恋愛ゲームと言っていいのか怪しいけど乙女ゲームです。
今回はプレイ時間1時間超でそこそこ大作。今後もちまちまアプデする予定。

semihare.tumblr.com

HPにもあらすじとかキャラ紹介あるけど、
社会と生に疲れたOLが人間になっちまった蝉と出会ってなんやかやする話です。
あと前作からエンジン変わってMacにも対応してます。すげえな。時代だ。

 

で、リリース後にゲ制中のイカ発言を数日前にネタ画像としてまとめたのだが、そいつの解説のような何かをここに残すことにする。
前回も今回も結局狂ってるじゃないか!まるで反省していない

 

※あまりにも多いので全部解説はしないが気が向けば増やすかも

 

主人公の家がない
背景画像が無い、の意味である。
一番登場回数も多い背景のためなんとかこだわりたいのだが、背景素材の部屋写真ってなんかグリーンが置いてあったり、めちゃくちゃピンクだったりでオシャレすぎて頭を抱えていた。
海外素材サイトが使えない(日本と広さなど感覚が違い過ぎる)のもネックだった。


増える、曲
こだわってたらここに新規で曲が欲しいとあれこれ増やして大変だった。
当然だが曲は実装数が増えるほどループ処理や音量調整の手間が増える。
もちろん書き方はエヴァのパロである。エヴァ観たいと言って数年経った。


これ以上増やしたら殺す

背景画像管理用のExcelのメモ。
曲同様増えまくるので自戒のため書いた(素材は私が全て選定していたのでこの表は私しか見ていない、念のため)(雪白さん見るならいくら冗談でもこの書き方はしない。彼女はガンダムネタ通じないので)
CV.はもちろんグリリバで再生してください。お前を殺すにしておけばよかったな。
なおこの後どうしても描写に説得持たせたいシーンのために増えた。ハラキリ。


ノバーッ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
悲鳴。
ゲ制は悲鳴がつきものである。特にスクリプト


バグでもなんでもねえのに頭抱えることが起きてしまいどうしたもんかという感情に
ナナ(攻略対象)の立ち絵が立ち位置左側のため、メッセージウィンドウや名前ボックスと奇跡的な重なり方をして腰に巻いたバスタオルが見えづらくなった。

通称:アキラ100%現象。
笑い話ではなく、意図的に起こしているとふりーむ審査で思われた場合は最悪性的コンテンツでリジェクトの可能性があったため亀野が絶望した。
メッセージウィンドウを不透明にしてみたらもっと悪化してしまいセンシティブに。
結局別件で立ち位置を調整したためなんとかなった。


なんでうちのサークルは2人なんだ
人手不足。スクリプト打つ奴が他に欲しい。


マジで全部夏のせいだ
サークルそれぞれが悲哀と苦しみを抱えている、それがアトこも
メンバー2人ともPCを使える部屋に冷房がないため、この記録的酷暑で地獄を見た。
9月半ばまでまともな作業にならなかったとかなんとか。
私はネッククーラーやら駆使して30分が限界であった。
(リビングにはクーラーがあるが、タイピング音がうるさいと家族からクレームが出て留守番中などを狙うしかなかった)


ここ数日の口癖は「死にマッスル」です
作業しながらずっと言ってた。


umbrellaのスペルをミスる
作中立ち絵に傘をさしたものがあり、それのファイル名でミスっていた。
義務教育ェ……
直すとまたバグりそうなのでそのまま実装している。どうせ見えない場所だし。


「音色が明るすぎる」
「これのBPMがもう少し遅ければ完璧」
「安易なピアノに逃げるな」
「……エレピなので許されたい」
亀野の音響へのこだわりは常に異常で病的なのでここに載ってない発言も多くある。
フリー音源サイトをいくつ巡ったか。
また、ピアノは陽気から悲哀まで表現しやすい便利楽器なのだが、あまりにもピアノばかりだと(完全に統一するならともかく)ベタすぎるのとベタすぎて他所と被るのでめちゃくちゃ苦しんでいた。
そもそも現代日本都市部からピアノの音ってしなくない……?(比喩、イメージの話)
ギターやアンビエントから選択したり、極力クラシックピアノソロは避けている。
とはいえやはり多いなピアノ。音源数多くて選択肢広いんだよな。


オレが仕様を飛び越えるしかないのだ……
雪白から立ち絵と漫符をゲーム上でレイヤー分け出来ないかと頼まれ、吉里吉里ほどレイヤー枚数がないSuika2でそれを実現する苦肉の策を1日で編み出したときの独り言。
結局その仕様は搭載されなかったが、よくそんな技思いついたなと今でも思う。
ていうか立ち絵の出力いつの間にか私がやってたからな!!!

ちなみにこれに限らず仕様制限の中で知恵を働かせたものは実装しなかったもの含めていくつもある。

 

最新ドラマと今作ってる作品が設定被りを感じてアーーーッってなってる
パリピ孔明
たまたま観たというか母が観てたら、現代日本に無知な野郎が見るもの全てをヒロインに質問し倒していたのでアーーーッってなった。
でも現代日本転生ものなんてみんなそんなもんである。
※せみはれは別に転生ではないが、亜種ということで。


涙ぐましい努力
私は別にプログラムの専門家ではないので基本的に全て涙ぐましい足掻き。


これなんで直ったのかわからん言うてたやつ これが恐ろしいんじゃよ
不具合が何もしてないのに直って、その後再発したときが一番怖いんじゃ。
この手のものはエンジンアップデートで起こることが多い。
潜在的な不具合が何かの弾みで出てたのが何かしらの更新に巻き込まれて直り、それがまた別の更新で顕在化するものである。
この時のは結局エンジン開発に報告して直った。


クリスタ貴様とはここまでだ
お前さ……そんなんだからサブスクしてキレられるんだよ……
だーーーーーークリスタ クリスタ貴様
クリスタてめえ痒いところに手が届かねえな!!!!!
クリスタでUI作るの死ぬほどめんどくさい
クリスタと和解が出来ない。
UI作るには手が届かなさ過ぎて、背景加工も出来なさ過ぎて結局他のツールを頼ったりしていた。
いや整列機能をもう少し何とかしてくれ。あとトリミングも任意位置サイズ指定で出来るようになれ。
クリスタはソフトは好きだが会社は嫌いという「彼氏は好きだがその実家は嫌」という亀野のいつものやつを発動している。これは結構私的な理由も絡んでいるが。


自覚ないけどもしかして私はインターネット老人会
Suika2のDiscordで他の制作者様が
「ふりーむ以外に配布サイトってありますかね?」
「最近参入したばかりで……」
というような話をしていらして、さては貴様若人か?
2014年からフリゲやりまくってた私はもはや老人なのでは?となった。
これはフォロワーは耳タコだろうが、亀野家にはネットにつながったパソコンが私の大学進学(2014年)まで存在しなかった。
おもしろFlash倉庫とか5chだったころの掲示板とかを見ていないので老人の自覚が薄い。


石橋は叩いて叩いて欠けさせる方です
猛烈な心配症のため悪い想像を常にしている。
ある機能について「エンジンの機能追加間に合わないかもな……」とわざと若干手間のかかる実装をしていた。保険。
結果このときはそれが幸いしてかけた保険を利用して置換で9割を済ませた。


ゲームエンジン擬人化を考えている
残業続きの仕事中も考えてた。現実逃避。
とりあえず吉里吉里は(人外なので見た目はともかく)ジジイ枠な。


作った私が選択肢の数分かってないんだよ(!?)
亀野は数が数えられない。
数えるたびに数が変わるのだ。なんで……?
難易度調整にも直結するので真面目にはやってるのに。
なおせみはれは1ヶ所だけ好感度が2点上がる選択肢があり、それでさらに混乱していた模様。
お前が書いた仕様だろ。


ツーカー
※ただし言葉が通じるだけで音楽性は爆散する
うちのサークルはいつもそうです。
とはいえ互いに「言葉が通じるのなら思想が違う人間を拒否しない」スタンスで生きているので特に支障はない。


やけくそになると歌うBGMはmomentです
♪2人ならば時間さえも支配できると思ってたあの頃
自分のスケジュールくらい支配しろ
制作中、ガンダムSEED再燃させてた。

Vivian or Kazuma moment 歌詞 - 歌ネット

作中キャラにこれの歌手が声を当ててるキャラがいて、まあ棒でそれなりにネタにされるんだけど(その恋人である敵将がプロ声優なのもありなおさら)、何回か見てるとアイシャはやっぱこの声だよな……になるのが不思議。
スペシャルエディションでは声優に代わってるらしいが、スタッフはケバブにチリソースくらい分かってないな!!!!
何の話?


カマトトぶるなボケナスお前今年で28やろ!
意味はそのまま。亀野はいい年して恋愛的な描写をすると照れが先行してしまい自分にキレてる。


シリアスよりはギャグで滑りたい
元ネタ

カマトト~とだいたいシチュエーション同じ。
ただし別に私はそもそもコメディ書きではない。


サンバのおかずにするわよ
意味不明。
確か「もう無理カーニバル!」とか「〆切カーニバル!」とかそのとき辛いものを「〇〇カーニバル」と叫びながら作業していて、不意に真顔に戻って言ってたもの。
サンバのつまみにするぞくらいの意味。
亀野の地元のお祭りはコロナ前までは毎年サンバカーニバルが行われていた。
関東の中心で何故。


久しぶりに創作において心が折れかけてる
だから私はシステム屋じゃないんだってば。


もう二度とやりたくねえ……
でもまた作るんだろ、知ってる。

 

 

 

入れ忘れた大事なもの

土に埋めてもろて
作業しながら一人で「土に埋めてくれ……」と呟いていた。
また、かなり酷いミスをして雪白に突っ込まれたとき彼女に対しても言った。

アトリエこもれび土風呂会でもやるか。

2チームに分けるじゃんけんのアレ

お題「地元では当たり前のものなのに、実は全国区ではなかったものってありますか?」

 

みんなさ、たとえば……そうだな……ドッジボールかドロケイか何かするって2チームに分ける必要があるとき。

じゃんけん応用して分けるやつ。あれなんて言ってた?

せーの。

 

 

 

 

 

「グーっ、チョーっ、で文句なし!」

え、私と揃わなかった?????

そもそもグーとパーじゃねえかって????

は????????

 

……そう、一般的によく「グッパー」などと呼ばれているこの方法。
グーとパーで分かれましょ、とかグッパージャス!とかバリエーションが多いことで有名だが、

私の地元、少なくとも小学校ではグーチョキで行われていた。

だから「チーム決めるからグッチョするぞ!」と呼びかける。

決まらなかったら「文句なし!」「文句なし!」と繰り返す。

あとミスってパー出した奴がいると「パーを出したらパンツ抜き」へと掛け声が変化するオプションも搭載されているのだ。訳が分からない。

(そこでわざとミスって笑いを取りに行く奴がだいたい1人いるのである)

 

母(地元民ではない)に話したら「なにそれ~~~!」と大ウケ。
嘘じゃないもん!!

なお中学・高校に上がるとグッパーが多数派だった。

市内でもグッチョ派は相当限定的なものだったらしい。
(なんなら隣の小学校ではグッパーだった)

 

多分まだ「うらおもて」の方がメジャーだわ。

 

そもそものじゃんけんもさ、あれかなり地域差あるじゃない。

私のとこは

「じゃんけんぽん」
あいこでしょ
「しょっしょっしょ」
「なーらーし」
「ちっけった」(以下ちっけったを繰り返す)

であった。まあまあ長いな。
ならしやちっけった自体は聞くのだが全部盛りの地域をあまり聞かない。
ならしって「均し」から来てるのかな。知らんけど。

 

え?

まずドロケイじゃなくて「ケイドロ」じゃないかって?

よし分かった表出ろ。ドロケイで勝負だ。

なんなら発音的にはドロケだった。マジで私の地元何だったんだろう……

いつか分かるという呪い

私は自分の性別が分からない。
私は恋愛と性愛がうまく結びついていない。

好きな人がいてもその感情とキスやそれ以上へ繋がる感覚が無い、延長線上にある感じが分からないと親に相談したとき、「えっ!じゃあ誰とでも出来るの!?」と言われてからあっこりゃ相談相手間違えたなと思った。

 

kameno-ryo.hatenablog.jp

今までも上の記事含め何回か当ブログでも取り上げてきた通りである。

まだ自分の性自認が少数派だと気づく前から度々言われてきた言葉がある。

「いつか分かる日が来るよ」

恋愛の素晴らしさが。
恋をしたら体を近づけたくなる気持ちが。
いつか貴女を見つけてくれる人が。

私自身この言葉に縛られて、そして若干の期待を持って生きているところがある。
そして分からないまま今年で28になる。

そのいつかっていつだよ。
なあ。教えてくれ。

もううんざりなんだよ。子どもを持つことへの期待。孫の顔見たいって圧。
私が子どもを産み育てられる気がしないのは、何も相手がいないからとか、厭世観から反出生主義的な思想になっているからとか、精神と発達の障害があるからってだけじゃないんだよ。
私がそう言うのは、その理由でないと理解されないからだ。

みんな、特に意識せずに自分の性別が分かって、性指向が分かって、ずるいなって思うくらいだ。
子どもが物理的には生まれ得ない同性愛を非生産的だと罵る人がいる(論外)が、彼ら彼女らは自分で自分が分かっている分だけ私には羨ましい。
そもそも自分が男か女か分からない私を恋愛や性愛の対象に取れる人類がどれだけいると思ってるんだ。

親はテレビでトランスジェンダーや同性愛者を見ると気持ちが悪いと言う。
だからまだ恋愛に興味がない反出生主義者でいた方がまだ平和なんだ。
死ぬまで抱えてトランスフォビアの母親に隠し続けて、でもその結果結局衝突するしかない場面は多く出てくる。

もう衝突には疲れた。
だって話している次元が違う。親は私が女であり男性に性愛を抱ける前提なのだ。それが揺らいでいるのに会話が通じるわけがない。
ただの恋愛嫌いとか二次元オタクとかそういうんじゃないのに、そういうことにしておかないと余計こじれる。
もっとも既にかなり状況は厄介だ。

いつか分かるんだろう?
私が人を「普通に」愛せることが。
早く教えてくれ。これ以上親と軋轢起こして希死念慮起こすくらいなら。
早く私を普通の女性にしてくれよ。

時々、やけくそで適当にセックスすれば分かるかなと思うことがある。そこで良ければ私は女、嫌悪があれば真にトランス。
でも実際のところジェンダーとはそんな簡単なものでもない。実際、男が好きな男がいる時点でこの理論は破綻している。
でもとにかく人間と恋愛を理解したくて、実はマッチングアプリをやったことが過去に何回ある。もしかしたらまだ好みの異性に出会ってないだけかも、と。対面までこぎ着けたことだってあった。
※母がこれ知ったら発狂するだろうね!笑
私が筆まめでないのとか色々災いして続かなかったが。
同意の上でのベッドにたどり着くまでが長すぎてもう駄目である。
そもそも、私の性自認確認の物差しにされる男性もたまったもんじゃないだろう。そのために産まれる子どもも同様だ。
少なくとも、私が性交渉を持つには(相手の性別は関わらず、というかその以前の問題として)私自身が何者であるかを私が理解するまでは無理だと思っている。

いやマジでみんなどうやってこの難題解決してんの?

いつか分かると言う人は私に呪いをかけている。
さあ早く教えてくれよ。そんなに急かすなら。
私が何者かを、あるいはそれを明確に出来る手段を。

イカれてイカしたドラマを遊ぶ -Wolfstride-

めちゃくちゃアツいゲームをクリアして、今抜け殻というかロスになってしまって、
しかし共有する相手もいないのでもうネットの海に流すことにした。

プレイ中やクリア直後の呟き。文字の見切れだけは何とかしてほしいが。Steamレビューに見当たらないので多分switch版固有

 

store-jp.nintendo.com


ウルフストライド、プレイしたのはswitch版。Steamとかにもあるよ。
作者が日本作品好きらしく、オマージュやパロディは随所に登場するし、ゲーム中の背景やメカのデカールなどにも日本語が見られる。
開発はブラジルのスタジオ。地球の裏側のゲームが遊べる時代って最高にクールだな!
※日本人なのに浅学なかめのはカウボーイビバップを履修しないといけなくなった。機会を手に入れねばならん

しばらく前にセールでDLだけして、多忙からしばらく寝かせていた作品である。
ちなみに購入にあたって事前情報はDLページ以外ほぼ無し。
絵柄とメカとゲーマーの勘。バチくそ当たりだったぜ。

プレイ開始からもう引き込まれるのなんの。
「どうしてもっと早くプレイしなかった」の思いが溢れながらプレイした。
ひたすら、とにかく早く先が見たくて、でもクリアしてこのゲームと別れてしまうのは悲しいというアンビバレンスを抱えて、一日7時間とかバカみたいな時間プレイして、

 

プレイ時間のスクショ。睡眠を削ったのでペースが狂っている。

クリアしたのだ。
襲われたのは猛烈な喪失感。
ああ、もうあのバカ野郎たちに会えないのかという。
もちろんゲームは何回でも「はじめから」で遊べるし、セーブデータをロードしたっていい。
名言の嵐過ぎてスクショだっていっぱい撮った。(見入ってしまって撮れてないシーンもたくさんあるが、何度も見返している)

でも、あのガムシャラに彼らを見守った体験は後にも先にも一回だけだ。
だからこうしてキーボードを叩いている。

この作品をぼくのなつやすみに例えたsteamレビューがあった。

この記事は深い紹介をしたりレビューするためのものではない。
夏休みの絵日記のようなもんだ。モノクロの画面が、私の前で色鮮やかに輝いていたことをどうにかして引き留めておきたくて、衝動だけで文字を綴っている。


完全無欠なものなんてこの世に無いので、残念な点が無いわけではない。

ゲーム性自体はかなりシンプル。戦略もかなり簡略化されている。
敵の行動ルーチンは距離を詰めてくることが多いので遠距離系のスキルは使うのにコツがいり、だったら近距離パンチしてた方が楽、パイロットスタイルもブロウラーかマゾヒストの二択(なんなら後者だけでもいい)。
もっともこれは、物語を楽しみたいのだが!? という人には優しいとも言える。

というのも、本編でステルスミニゲームが入る箇所が一か所だけあるのだが、メニューからスキップできるし、ミスしたときは

これである。わかるいきなりジャンル関係なくステルス入れるなよってよく思うもん。
※粘って4回くらいで行けた
難易度の易しさはある程度開発の想定内な感もある。

メインはロボの出てくるドラマゲームだと思った方が良いかもしれない。バチバチの戦闘を期待すると肩透かしかも。


探索場面のキャラの動作は結構独特、急に進行方向を変えようとすると慣性ブレーキが入る。挙動はリアルかもしれないけど、ゲーム的にこれはちょいちょい面倒。
あと設定からオートランはONにした方がいい。ダッシュ無しの歩きはかなり遅い。
(でもたまにゆっくり歩かせたくなる。メインの操作キャラであるシェードは常に煙草を咥えておりその煙の描写があるのだが、それがゆるりと流れる様を見たくなるのだ)

 

とかなんとかここまで書いたが、短所全部丸めてゴミ箱にトラッシュ!!!!できるくらいの世界とキャラクターの魅力に溢れている。


人間の心模様や遅れた青春を謳歌する過去に傷のある青年ら、それを照らすイケババとイケジジや気のいいライバル、転がり込んでくる元気な少女。
そうそうイケてるババアが出てきます。天才メカニックの。

イケてるババア、マジで供給無さ過ぎて世間に対し理不尽を抱えていたので助かった。栄養。

主人公シェードもスーツにサングラスといういで立ちで表情も見えにくいクールでスカしたカッコつけ……なわけではなく、結構ユーモアも解する奴で本人の挙動もまあまあ愉快。

むしろ動揺するとかなり表に出る方。

 

彼が過去の恋について語るシーンは言葉のチョイスと演技が相まって、私まで恋をしたような錯覚をした。
あと韓国ドラマについてアツく語りだすキャラクターを見られる作品そうないと思う。

 

あっ、あと猫出てきます。たくさん。ねこあつめしたり、撫でられます。洗います。

猫可愛がれるゲームは神ゲーなんで。異論はねぇよなあ???

 

画面構成もモノトーンで統一されていて、渋くていい。

翻訳も文句なし、(私のリスニング力は大したことはないが)音声と照らし合わせても軽妙さは失われていないし、可能な限りでシャレやオマージュも訳されている。

演技はどのキャラもとても合っていると思う。英語音声だけだが、むしろ洋ドラ見てるみたいで良い。
1回しか対戦しないようなキャラにも明確なキャラ付け(と音声)がつけられていて、全てが世界観の構築に一役買っている。対戦相手の紹介ムービーなんかが流れたりして、メカバトルが大衆の娯楽なのだと伝わってきたり。

 

音楽も最高。
無料でサントラ聞けるぞ!!!(販売もある)ヒューウ!

music.youtube.com

ベタだがBattle Themeのリズムの取り方が好き。あとゲームタイトルでもあるWolfstrideは頭のフレーズが離れなくてよく口ずさんでいる。

 

ド刺さり申したので絵まで描いてしまった。本当に好き。
個人的今年のベストゲームに早くも輝きそう。

 

以下、それなりに本編ネタバレに突っ込んだ感想とか考察とか

 

 

 

 

 

 

 


不敵な笑いを浮かべる顔が印象的なシェードだが、実のところその精神性は薄氷の上を行くように危なっかしい。一歩ミスれば冷たい水に沈んでしまいそう。
生きることに苦さどころか、この世から痕跡ごと消えてしまいたいという凄まじく暗い感情を抱くのはかなり病的な域だし、それを踏まえると随所の描写もなかなか意味深である。
ギャング時代のあだ名をシェードだけが頑なに使い続けることも、彼がどれだけ過去を懐かしみ、また縛られていることの表れのように思える。
なにせナイフはシンプルにカウボーイと一緒に戦うのが楽しいし(そんな自分にコンプレックスを持っていたりもするが)、デュークに関しては身代金問題があるのでとにかく今を何とか処理するしかない。
2人とも明確に「今」を生きている姿が描かれているだけに、また若者たるネブラスカを遠ざけることからも、シェードの暗さは目立つ。

自分の身を滅ぼしかねない勢いで(時にはほぼ初対面の)他人の力になろうとするのも、「ワルぶってるけどなんだかんだ世話焼きで気のいい主人公」像にしても行き過ぎにも思える。何というか、破滅願望が見えるのだ。

悪魔と契約したのも、力を得ることよりその対価としての不幸や消滅を自罰的に願っていたのではないかとさえ勘ぐってしまう。
(時系列的に契約が追放の後か前か怪しいが、そも幼少期からの『罪』を考えると根本から死にたがりな感じがするので……)

愛されることを学べと人に言うわりに自分はそれが一番ぶん投げちゃってるの、本当に、『彼らしい』と思う

その上でタイトルがどんな意味かというのを考えるとなかなか沁みるものがある。

善いことをする努力をやめちゃならねェ。

 

余談
シェードがカイヅカイブキを見て「故郷から遠く離れてこの木を目にするとは」と言うのが地味に伏線なのは驚いた。
カイヅカイブキは日本と朝鮮半島、中国が分布地。これだけで彼が東アジア圏にいた過去があることが察せられるのである。日本人の私としてはあまりに身近な樹木過ぎてあまり実感ないが、アメリカにあるのはかなり珍しいものと思われる

コンセプトはしゃっきりしてほしい

今日は私が苦手なものの話をする。というか先日苦手だと気づいたものである。

 

寝ホンという文化がある。睡眠時用イヤホンのことだ。
横向きに寝ても痛くないように耳の中にすっぽり収まる小さめ筐体のものや、音質を刺激少なめマイルドにするものなど、ASMR音源の流行なんかと共に各社競争がじわじわされている世界である。

健康上イヤホンつけっぱがどうとか議論はあるが今回の記事でそれはどうでも良い。寝相で取れるんで
私も寝ホン愛好者で通常のイヤホンとは別に専用機を用意しているのだが、先日片耳だけ聞こえなくなった。別の音源でも他の機器に繋いでも駄目。壊れたらしい。
買って2年ならまあそんな頃だろう。

新しいのを買うことにして、2年もしていたら新商品出てるんじゃない?寝ホン業界も進化してるでしょ?と調べてみた。

 

ASE-500|AZLA|株式会社アユート PCパーツ・VR・オーディオ等周辺機器 総合代理店

ほう柔らか本体素敵かも。面白そう。コード150cm!寝返り考慮か。
寝ホンでカラーバリエーション豊富なのも見過ごせない。
というかこれのイヤーピース、確かTGS2022に行ったとき出展してたやつだ、イヤーピースだけでもまあまあな値段じゃなかったっけ。
とかなんとかガジェットオタクの血が騒ぐ。

だがしかし……若干値が張るのだ。サイトにもよるが相場約5500円。先ほど言ったようにイヤーピースだけで十分元取れるところはあるし何より面白道具好きとしては押さえたさもある、が……

今まで使ってるのが約2000円。倍以上する。まあ面白道具に金を惜しむオタクではないのだが現行機気に入ってるので一瞬の悩みが生まれる。

 

で、ここであることに気づいた。

「このイヤホンマイクついてるね?」と。

そしてこの途端私のやる気が冷めたのである。

だってさあ、『寝ホン』は寝るためのイヤホンじゃん。通話機能なんか切り捨てしてしまっていいものじゃない?
それにわざわざ寝ホンを買うような変態もとい機械好きなんて絶対通話用のイヤホンなりマイクなり持ってるだろ。イヤホン1つしか持たない人ならともかく、そんな顧客がわざわざ寝ホンチョイスはないだろ~。

と。思ってしまったのだよ。

実際私は通常有線イヤホン、テレワークや長時間ゲーム用の有線ambie(耳を塞がないイヤホン、マイク付き)、ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン、そして今回故障した寝ホンの4つを使い分けている。
音響機器ガチ勢ではないし、ノイキャンヘッドホン以外は4桁円の安物。まあそれでもそれなりに用途がそれぞれ特化したものを集めている。

話を先ほど挙げた商品に戻すと、要するに尖り切れていない。
マイク付きでゲームも出来ると売りにしている様子だが、多分寝る前に通話連携必要にするゲームやんないと思う。そしてガチゲーマーは寝ない
寝るのに特化させてマイクオミット300円でも価格下げた方が絶対売れる。コンセプトを否定しないでやってよ!
(製造ライン的にわざわざマイク無し用意する方がコストかかるのかもしれないが)

 

とかなんとかしてるうちに結局愛用していたのを買い直した。

E500 | final

個人的に暗い部屋でも視認しやすい黒以外があるとありがたいのだが、まあシンプルイズベストだね。

 

そんなこんなで「コンセプト突き詰めろ」が私の根底にあるんだなと分かったという日記。
これ自分にブーメラン刺さりそうで怖い(創作方面で)。気をつけよ。

亀野フレグランスノート:その2(ルラボが多い)


kameno-ryo.hatenablog.jp

先日香水屋に入るという経験をしてから、目にも留まらぬ勢いで香水沼に転げ落ちてしまい、店でサンプルを嗅ぎ購入して歩いている。
今までも安価なボディスプレーや小さなボトルで買える国内メーカーなど香りものを集めるのは好きだったのだが、なにぶんここまで金をかけたことがなかった。

そしてタガが外れてしまった。

そんな私があれこれ試した感想書き連ね記事第二弾。
感想の言語化が好きなので。上記の記事でもネロリ36使った感想記事やるって言ったし。有言実行。

なお店頭で試したものまで書くと際限がないのと、店頭で店員さんに話しかけられてテンパってるときの感想なんてアテにならないのでサンプル含めて所持しているものに限ることにした。
各香水名には公式あるいは販売店のリンクがあるが相変わらず特に金銭的アレソレはない

 

LE LABO:ネロリ36

よい香りがする。香水の感想として頭が悪すぎるのだが。
細かい調合を出さないブランドである上に、公式サイトのマニフェストの末尾にゃ『そして、何よりも説明は芸術を台無しにすると考え、上に書いてあることはすべて忘れましょう』なんて書いていて余計なことを語らない。故に何がどう香っているのかを素人が考えるには難しいが……、前にも書いたようにこの香水からは水の面影を感じる。
サイトの写真にスイカが映っているあたりやはり瓜系の香りがするという私の初対面印象は間違っちゃいなかったらしい。しかし有機的な印象はあまりなく青々はしていない。言語化が難しい。
この香りはいかにもなシャボンではないが、特にトップが香り終わったあたりからシャボンの系統ではある。しかし決してベタッこくないし、粉々していないので化粧品感は薄い。まず石鹸が化粧品だろと言われると返す言葉がない
シャボンの系統が私に刺さったという大事件に言葉を失いかけているが……
フィーリングにも過ぎる言葉で表すなら、丸いが固さがある。芯がある。さっぱりとしたハキハキ美人。
1回嗅いだだけで、つけてない時でも明確に香りを思い浮かべられるようになったくらいにはときめいた。海といえば春夏イメージだが私は全季節つけてたい。

 

LE LABO:テノワール29
持続力の良さに驚く香水。夜につけて次の日の朝まで香るしパジャマから着替えて昼に働いて風呂入ってもまだ残り香を感じる。
性質上頻繁にあれこれ付け替えたい人には向かないだろう。逆に言うと自分の香り!として馴染んでくれる。
仏語でテは紅茶、ノワールは黒、つまるところblack teaで紅茶……そうか……?分からないでもないが、お茶香水だと高く期待するとそれは違うかも。
つけるとゆったりした酸味が香る。時間が経ってもこの酸味は変わらないが、肌と体温に馴染んで円やかになる。これは体質の差もありそう。
大幅に香りの変化もなく(少なくとも私は)瓶からの香りがそのまま香る、とにもかくにもブレない香水。
(海外のこれのレビューで『サンプルを半分バシャバシャかけても保たない。高過ぎ』とあったけど海外の香水感覚ヤバくないか……?確かにルラボは高いが持ちを考えたらそうでもないような。減らないもん……。特にテノワールは群を抜いていると思う)

 

LE LABO:マッチャ26
粉。
非常に粉々しい香りがする。まぁ抹茶って粉だけどさ
フィグという人もいるが、抹茶でもフィグでもなんなら食べ物連想させる香りではない。パウダリック苦手な人は嫌いだろう。日によって刺さるがその刺さる日が少ない。
和洋問わないで正装の印象がある。私が堅い場面苦手だから苦手なのだろうか
あー落雁。書いてて思い浮かんだが粉砂糖をキュッとまとめた感じがする。いやグルマンじゃないと書いたばかりだが……粉。
こう書いてるがそう悪い匂いではない。私がお上品なものに馴染めないだけだろうな……。

 

LE LABO:ローズ31

初見はうわなんじゃこりゃ!だったけど数回試してみたら良さが分かってきた香水。もし「入手はしたが『えぇ……』となって眠らせてる人」がいたら頼むから数回使ってみてくれと言いたい。
ルラボのお家芸なんだろうがタイトル通りの名前ではないので、ローズだと思って使うと頭がバグる(ので、その違和感を不快感に変換してしまうのだと思う)
いきなりスパイスが来るのでなぜ……?となる。花の香りはその向こう側にある。
私がスパイス香好きだからなのかな(後述するが胡椒の香水が好き)……いやでもこれはじわじわ良さが分かるタイプの香りだと思うからゆっくり試してほしい……。
本当に余談だが、この香りがもしかして推し概念では?となってグッズも何も出ないマイナー作品なので私は小躍りした。
擬人化するならツンデレな香り、あるいは少し気難しくつえぇ女(?)初見がちょっと怖い人というか。ツンデレな推しがいる人は概念として一考して欲しい

 

LE LABO:リス41

サンプルを貰ったもの。
LYSすなわち百合なんだがルラボあるあryで百合の花かと言われるとそうでもない。ホワイトフローラルミックスな感じではあるので後方にいるにはいる。
チュベローズが好きなので好きですね。
花が去るとバニラが残る。好きだ~~~
店舗でムエットだけ香った時は、濃厚な花!!!でガンと来るので苦手だと思ったが、やはり肌に乗せると違うようだ(だからサンプル貰った当初は余らせちゃうかなぁと思ったし、しばらく寝かせていた)。あとは量とか位置か。
瓶ほしくなってる。

 

NICOLAÏ:ローズピヴォワンヌ
花の香りとしてはこれが私の中の大正解では?と思っている。
嫌みがなく、緑の要素があり、透き通った香り。
花の香水の入門編というかスタンダードというか、これを嫌う人はそういないだろうなぁ。
フローラル、特に香水の王道たる薔薇の香水はどうしても重いイメージがあり、自分の好みとしても自分が纏うにしても合わんなと思っていた。
フローラル香調については100%花のエキスです!!!よりは少し青みがある方が好みだというのに最近気づいたが、その点この香りはビンゴ。果実の要素も感じる。
香水というものがまだ世に生まれたばかりでまだ自然のものを蒸留していた頃、こんな香りだったんだろうな……という想像がかきたてられる。
朝の茂みをガサガサした中から土の匂いを抜いた香り。ここに土も加わるとそれなりに人を選ぶ香りになると思う。その分重厚さは無い、ライトな香り。
くじで偶然出会った香りだが本当に良縁だった。
本をイメージしたという箱も良き。
ニコライはいいなぁと思う香りが他にもあるのでのんびり集めたい。

 

Laboratorio Olfattivo:ヴァネラ
ここ最近の寒い日にうめぇうめぇと言いながらつけている。
胡椒にバニラという一見すると大暴れした組み合わせで、つけて最初に来るのは胡椒バチバチの黒胡椒が鼻にツンとする。
でもバニラがとても甘くまろやかで、ともすればこちらを刺し貫いてくる胡椒を引き留めてまとめている。なんだかんだで落ち着く香り。そしてとにかく美味しい香り。香辛料がちょっとだけ体温を上げてくれる、気がする。
これのおかげで自分がかなりスパイシー、特にブラックペッパー香が好きなことに気づいたので、さらなる高みを探しに流浪している。黒胡椒の香水なんて食い物では?と思っていた日が私にもあった。
ちなみにこれもくじで出会った。
グルマンに苦手意識があった(食い物身に付けても……というのと、キャンディなどのイメージでティーンエイジャーまでだよねという感覚)私はまず選ばないので感謝&見識を広げてくれた香りである。
>アンバランスな魅惑を放つドライでビターな香りがあなたの心と魂を征服する
Nose Shop公式にこんなポエムみたいな説明文があるがこれはブランド公式でもほぼ似たような文章が載っているので、決して鼻屋が厨二病なわけではない……w

 

FRSSSAI:ヴィクトリア
店頭で「パイナップルだ!」となんか楽しくなってしまった気持ちが、店舗を一回りしてからも頭から離れなくて買ってしまった。
※香水は特にお高いものほど即買いしないことにしているので面白いものを見つけても店舗を一回りするなどして距離を置き、他の香りを嗅ぐなどして嗅覚慣れを消しつつ様子を見る。それでも好きそうなら肌に乗せる。それで好きなら検討、場合によっては家に判断を持ち帰りやっと購入する。
ヴィクトリアはその日で買ったので早い方。これは比較的安価なミニボトルがあったのも大きい。
しかしネットではバナナと言われている。そんなバナナ。
改めて嗅いでもやっぱりパイナップル……ライトシロップの……バナナもいないでもないけど……もっと瑞々しいタイプの果実の香り……
後日たまたま食べたミックスジュースグミが方向性似ていた。ミックスジュースにチュベローズ混ぜて超強化した香り。あれ?ミックスジュースってバナナでは
まぁこの辺は感性なので何が正解間違いではないのだ。
この香りに惹かれたのはもう一つ、「アルゼンチンの女傑」と紹介されていたのに惹かれたから。
つよいおんな、おれ、すき
女傑と言っても戦闘民ではなく文豪がモデルなので血なまぐさくはない。先述の通り果実系のミックス香と濃厚なチュベローズ。たしかに力強い。なよなよしたヒロインには似合わぬ代物。
ハチャメチャに強く香るので太ももより下へワンプッシュ推奨。お腹でも酔うまである。

 

DIPTYQUE:ドソン
再びのチュベローズ!ドン!
香水ガッツリ集める前から察してたけどチュベローズほんと好きだね。ジャスミンと並んで扇情的な香りの筆頭なので、私のキャラ的には合わないんですが。
とはいえドソンはチュベローズにマリン系が添えてあって、扇情的というよりは青々しく、水着にも着替えずシャツのまま楽しく水遊びする少年少女といった趣がある。むせ返るようなねっとりした香りではなく。
ブランド設立者が幼少期ベトナムに住んでいた時の思い出から作られた香りだそうで、若き日の青い自分と空と海の記憶という感じ。
ちなみにドソンはベトナムの岬の名前。
香水、知識収集してると地名やら人名やら歴史的背景やらフランス語やらに詳しくなる……!すげえ、インテリ趣味……!(インテリはそんなこと言わない)

 

あまりだらだら書き連ねても仕方ない感あるのでそろそろこの辺で。
まだ色々あるし今後も間違いなく増やしてしまうと思うので、第三弾でお会いしましょう。

 

余談

 

kameno-ryo.hatenablog.jp

第一弾記事、今見たらまた廃番増えてて(リンク切れで気づいた)悲しみに包まれました。
みんな気になるものがあったら入手しておくんやで。舶来品はブランドや作品が生きててもおま国で消えることもあるんよ……個人輸入はハードル高いのよ……