亀野の言葉を選ばない雑記帳

かめのが徒然書くところです。真面目なことからパッパラエピソードまで。

気になる同人印刷所メモ(少部数向け)


使ってみたい同人誌印刷所をまとめたメモ書きです。
少部数前提なのでほとんどオンデマンドの話しかしません。
私の家には何故か15社くらいの紙見本が揃っており(業者か?)、それを取り寄せての感想なんかも書いてます。

なお私自身は同人誌を作った経験は1冊+現在進行中の1冊のみ、あとはアンソロ参加、買った経験はそこそこという程度でむしろド初心者です。

ここの紙見本取り寄せて良かった!分かりやすい!とかそういう話が多い。
情報は2021/2/5現在のものです。

 

プリントオン
クマのオンちゃんが目印の老舗。同人誌をある程度持っている人なら本棚に一冊くらいはここのが出身者がいるだろう。
特殊装丁の雄。もしサンプル帳持ってないなら取り寄せるのをお勧めする。コンプリートサンプル3000円は伊達ではない鈍器。常時取り扱いでここに無い特殊装丁はほぼ見ない。和紙PPとねこじたPPくらいか?
加工したければここ。フェアを使って早割する分には値段はそんなに他社と変わらない印象。装丁お任せわくドキセットも有名。

スターブックス
箔押しの雄。尋常ではなく箔の種類が多すぎる(筆者は箔見本全品が欲しかったがあまりに多すぎて予算が死んだ)。ざっと100はある。
ここで扱ってない箔は無いと思う。ここで扱ってない箔は諦めろってレベル。
紙と一緒に電子書籍出版も手軽に出来るのも魅力。
紙見本ははがきサイズ。はがきケースを用意すると楽。

ポプルス
猫キャラが良く出てくる印刷所。
シンプルに本を作るなら使いやすい。通年用意のPP種が多く、比較的珍しい和紙PPも2種類ある。
ただし星くずしが廃番となった今は遊び紙の選択肢がやや狭い。
トレペ系は無色トレペしかなくなってしまった。他も単色上質紙と蛍光ペーパー。新規開拓が待たれる。

しまや出版
保護猫が有名。同人に馴染みのない人でもツイートを見たことはあるかもしれない。
ねこじたPPなる変わったざらざらPPがあったりする。
また、大部数のイメージが強いオフセットを30部から作れる。表紙オンデマ本文オフセのプランもある。
単色印刷や蛍光印刷等、小説向きオサレなセットをよく用意している印象がある。

EditNetプリンテック
オンデマンドもあるが最大の特徴はやはり孔版印刷の取り扱い。
孔版印刷セットは追加料金無しでインク色替えや本文途中の紙替えが出来る。比較的安価に多色刷りも出来る。紙も他社では見かけない種類が多い。
エコに力を入れている。

オレンジ工房
紙見本の種類が多い上に全種類が「加工無し(本文用紙含む)」「PP加工」「マットPP加工」の3種類来るので、同人初心者が主要な紙の種類を覚えたい時に最適。
特殊紙のPP加工はイメージがつきにくいので全種類で用意されているのは大変強い。あのミランダのPP加工はなかなか見られないぞ。
名刺サイズなので100均でトレカケースでも用意しとくと管理が楽。
早期入稿でグッズを最大2種類作ってもらえるが、その選択肢が非常に広い。おまけのシールやしおりを作るも、お得にサークル名刺を作るも自由。

プリントキング
紙見本が非常に丁寧、かつ紙自体に解説が印字されているタイプなので紙知識を入れたい人はオレンジ工房と並んで持っておきたい。
小説書きには特にありがたい文字サイズなどのサンプルがある。隠しノンブルの見本まである。
通年で和綴じがある。グッズ専門姉妹店もあるのでノベルティにも強い。

シメケンプリント
シンプルな作りのサイトが非常に見やすい。1冊単位の注文可能。少部数はネコポスなのでお安く送ってくれる。ついでに表紙2・3印刷無料。
表紙PPが両面(表紙2・3側にも)付くのは何気に珍しいのではないだろうか。
ただし紙の種類は少なめ。というかPP表紙の用紙種が固定(PPはオプション扱いではなく表紙選択の一部になっている)。オプションも遊び紙とカラーページ挿入くらいと控えめ。その分悩まなくていいとも言える。
一度出版した本は一年間の委託通販機能が使える。購入者がシメケンさんに直接注文すると直に届けてくれるというトンデモ機能(ただし作者へのマージン機能は無い。代わりに利用料も特に無い)。オンラインイベントで再販など活用出来れば強い。
また支援ツールの開発にも力を入れているようで、CMYK変換や小説PDF化、名刺メーカー、pixel換算など書ききれない。使おう。
とか書いてた真っ只中の2021/2/2、再販・委託値下げが発表された。ついでにPPとカバーも値下げした。は???

テイズプリント
表紙や題材に車輪が入ってると割引とか眼鏡キャラがいると割引とか、扱えるなら大変面白い割引があるので要チェック。
表紙や本文の紙をお任せにすることで割引になるという驚異のオプションがある(廃番や半端な在庫の処理の為らしい)。オンのわくドキのようにランダムを楽しむ気持ちで使えるかも。ついでにエコ。
参考:https://twitter.com/teisprint/status/1327566924683694080?s=20

なないろ堂
RGB印刷「専門」というなかなか珍しい出版社。当然原稿CMYK変換が不要。サイトカラーもビビットカラー。
本のセット料金でポストカード8枚が頼める。ノベルティや無配にも使えてお得。

るるる
PDF入稿で常時10%オフ。早割の期間もけっこう長め。扱うソフト・環境次第ではかなり料金を抑えられる。
特殊紙もそれなりに揃う。
本の冊数分名刺サイズカードが無料。

ちょ古っ都印刷工房
少部数でもアホほど安い上に1冊、3冊、5冊、10部以下10冊単位注文が可能。でもって表紙2・3印刷無料。送料別でも破格の安さ。
PDFかWord形式の入稿しか出来ない点には注意。この性質上小説同人誌でよく見かける印象。(が、最近クリスタがPDF出力が強化されたので今後はイラスト系でも使いやすい……かも)

Dメイト
1冊単位注文が可能。リピート割もあり期間はまさかの永続。またこのリピート割は同社姉妹サイト利用でも可。そこも含めるとノート印刷や名刺印刷など幅広い。
この小部数でも横綴じが出来る。オンデマで主要全サイズ横綴じが出来るの、実は結構珍しい。
オプションは控えめ。また成人向けは一切取り扱っていないので注意。

 

 

この中で特に使ってみたいのはシメケンさんとプリンテックさん。やっぱり二色刷はやりたい。