亀野の言葉を選ばない雑記帳

かめのが徒然書くところです。真面目なことからパッパラエピソードまで。

白檀香水を探して/武蔵野ワークス 白檀

さあ始まりましたかめの辺境モノ探し!
この企画は様々なものを収集する癖のある私が、様々なお気に入り品をひたすら褒めちぎる記事!
こんな辺境ブログにアフィリエイトなんかあるわけないので遠慮なくリンクを踏んで君の目で公式サイトを確かみてみろ!(ゲーメスト)

 


…………こういうスタートでテンション在庫切れになる展開前にもやってるのに、訳の分からない出オチが好きゆえに繰り返す。亀野です。
企画と言いつつ第2弾が出るかも分からない、それが亀野のブログ。
今回は私の趣味であるアロマ集め、その原点に触れようと思う。


私の大好きな香り、それは白檀である。英名サンダルウッド。
他に好きなのは沈香(アガーウッド)、乳香(フランキンセンス)、安息香(ベンゾイン)。うーんうっかり聖典でも読んでる気分だ。エレミも好きだ。パチュリやベチバーとの合わせも良い。要するにお香の香り。好みが線香だ年寄りだ可愛くないとは母に言われる。
好みのお香の匂いを求めて彷徨う日々だ。

元々、大学でアロマ講座を受けたのをきっかけに香りに興味を持ったのもあって精油くらいに自然な香りが好き。しかし白檀は希少植物であり非常に高い。精油はとても買えなかった。
そんなわけでジェネリック的に香水を探し始めた。しかし元々香水は苦手、というか家庭的にも馴染みがない。そもそも、白檀はベースノートとしての利用が多く、主役に据えられることが滅多にない。
出来る限り自然で穏やかな香りが無いかなーと探すことしばらく。
あるメーカーが目につく。
ほうほう1mlサンプルで購入できる……通販は正直抵抗あるけどこの価格と分量なら失敗しても痛手ってほどにもならん、頼んでみよう。

これが武蔵野ワークスさんとの運命の出会い。

www.fragrance.co.jp

 

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(1mlボトル。ちっちゃい)

その名も白檀。武蔵野ワークスさんの香水はその名もズバリなものが多い。

とても暖かい香りがする。そんでもってぶ厚い香り。
とにかくずーっと白檀の香りがする。トップノートから白檀が主張しているのは本当珍しいと思う。うっすら漂う墨に和を感じる。サンダルウッドではなく白檀とお呼びしたい、オリエンタルなウッディじゃなくてあくまでもジャパニーズである。いや詳しくない人間がペラペラ喋っても説得力には欠けるのだが。

初購入だったからかちょうど練り香水リニューアルだったからなのかはたまた白檀が注文に入っていたからか、この時白檀練り香水の初期ロット分がサンプルとして入っていた。流石に初見では……と買うのを躊躇ったものだったので非常にありがたく使わせて頂き、使いきった時に更に試したくなった他の香水と合わせて練り香水を購入した。これも筆舌尽くしがたい逸品だ。アルコール揮発が無い分なのかトップの柑橘が弱く墨が強く感じるが概ね香水と変わらない。奥ゆかしい香り。

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(これは大学でアロマを教えてくれた先生の受け売りだが、)香りというものは不思議なもので、同じ香りでも体調や気分で気に入ったり気に入らなかったりする。お気に入りの香りも日によっては不快に感じたり、これ失敗したな……という香りも、別の日に試すとは好きだったりする。

しかしこの武蔵野ワークスさんの白檀は「コンスタントに好き」が揺らがない。元気な日も風邪っぽい時もイライラする日でも、時を選ばない。ここまでmost favoriteな香りも珍しいと思う。香り趣味初っ端からこんな出会いができたのは幸運が過ぎる。


ちなみに樹木の香りが好きな繋がりで武蔵野ワークスさんの沈香サイレンスも持っている。

白檀と比べると沈香はずっしりとしていて、サイレンスは乾いた香り、と言えば良いだろうか。この中でTHE・お寺の香りを求めるなら圧倒的にサイレンスだと思う。特定の香料ではなくテーマ的な香りのためか「複数の香料を混ぜて作られたお香そして建材の香り」で、より「『空間』を感じさせる」香りだなぁと思っている。沈香は甘ーーーくてよりまとわりつくというか、「身にまとう」という言葉がよく似合う。
樹海も木の香りだが個人的にこれはまた別ジャンルに感じている。もっとこう、青々としている。生とかナマモノとかを感じるのだ。ポロヌプリも近々試したいと考えているが、(あくまでも私の感性において)おそらく樹海と同グループじゃないかと思っている。はよお迎えしたい。

 

今は1ml販売は期間限定&10商品に絞っての展開になってしまったが、それでも4mlを770円から買える。香水ブランドとしてはかなり手軽に手を出せる方だ。是非試してみてほしい。小さいので送料も安い(個数によるがネコポスも使える)。

今回は木の香りばかりお話ししたが、香水らしく?花の香りも多いブランドだ。どれも自然で優しい香りをしている。思い出の花を探すのも楽しいだろう。
フローラル系の香りは酔ってしまうものが多く苦手な私でも楽しんでいる。

www.fragrance.co.jp

花の香りなら「くちなし」が推し。睡蓮も好きだったが廃番になってしまった……

 

あとこの会社、

 自社製品へのコメントが結構辛辣で笑う。言葉を選ばない雑記帳な私だが、そんな私でもひっくり返るレベル。各商品ページの下の方を読むと幸せになれます。ブログも含めてここの会社さんは読み物としても面白い。