亀野の言葉を選ばない雑記帳

かめのが徒然書くところです。真面目なことからパッパラエピソードまで。

十三機兵クリアした殴り書きメモ

クリアしてから1ヶ月ほど経ってしまった。

本当は色々理論的な話もしたかったのだが全くまとまる見込みがなく、これ以上長く置いといて腐らすのももったいないので、ややこしい演出論とか真面目な話は今度にして、とりあえずクリア直後の殴り書きをほぼそのまま掲載することにした。

 

ネタバレ全開ですご注意。
特に十三機兵防衛圏というゲームの性質上、クリアしていない方は読まないことを強くおすすめします。早く遊んで来い。

 

 

 

 

 

 

@kameno_ryoさんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)

我ながらこのふせったーそれなりに間違ってなくて勘が良い(自画自賛
ただ仮説3にたどり着けたなら三浦回りの矛盾が解消できることに気付けていない。


というか白状すると、世界は既に滅んでいてコロニー的なサムシングであるというトリックについてはまだ体験版でしかやってない某ロボゲー(メ○○○○○○シ、よりによって体験版範囲の最序盤でこの事実をぶっぱなしてくる)で履修したばっかりだったのもあって中盤あたりで気付けたのである。
あと現生人類は一部を残して全部人工人類であるってネタも某乙女ゲーで履修してしまったのでry(逆にその乙女ゲーが何やってんだ感はある)
まぁ要するにSFガチ勢でもない私でも比較的よく見かける題材ではあったのである。
まぁ流石に2000万年も経ってるとは思わなかったけどな!!!

ではそんな悪く言ってしまえばよく見かける題材で寝るのも惜しんで遊べたのかといえば、やっぱ魅せ方が良いんだよなあ。

 

428とガンパレRTS足したら私にとってはカレーにハンバーグとトンカツのせてる感じなんだわ、楽しいに決まっていた。

 

同時進行で語られるとしても時間が同じとは限らないってトリックはあちこちで死ぬほど使われてる(某大ヒットアニメ映画とか典型例だし、私が好きな短編小説もそれだった)のに、かなり終盤にならないと気付けなかった、やられましたわ。
13人操作してるうちに混乱させられるのも想定のうちなんだろうな……ゲーム故よね……
関ヶ原編が冬坂編終わった後であるのは本当に気付けなかった、悔しい。
三浦編を後回しにしていた(なんか終わらすのが勿体なく感じてのこと、おそらく既に無意識に「好(ハオ)」の波動を感じ取っていたのだろう……)のでいい意味で騙され続けて振り回されることが出来ました。
というかこのゲーム、三浦編を先やるか後やるかで途中の感じ方がかなり変わりそう。年代の連続性がぶった切られてるのは主に彼のルートかつ結構早めにお出しされるからなぁ……


因幡の本名当てのところはボケ倒してしまった、ごめんよ。全選択肢選びたい&ボケないと死ぬ病なので……
あの淡々とした声色で「さすがにそれは無理があると思う」ってドン引きされたのは忘れない。そうだよな井田は無理があるよな。知ってる。ごめんて。そんな顔するなよ。


ガンパレやってた身としては網口君の雰囲気に瀬戸口君を重ねてしまって、彼も地獄案件だったらどうしようと震えていたがそこまで酷くなくて安心しました。
いや死んでしまったたった一人の女を追い掛けて蘇らせたくて暗躍してる井田という男の有り様はだいぶソレではある。身体乗り捨ててるしな!
ちなみに相当進んでから「あっこれ網口と声優同じだ!?」となったからプロはすごい。今回私のダメ絶対音感は働かなかった。いや低音系聞き慣れてたはずなんだが……


好きというかおもしれー!と思ったシーンはウサミが壊れた家を見ているシーン。ここ網口の夢だと立ち会って慰めるのは井田を名乗る少年で、ゲーム中時系列だと緒方君なのプレイヤーに「デジャヴ」を起こさせるのが上手いなと思った。
ここって“プレイヤー”が擬似的に「夢で見たところだ!」という気持ちや、鞍部なんかが抱える世界への違和感を体験させられているんだわね……。
そしてある程度慣れてるオタクはこの時点ではループもの疑うよね。ミスリードが強い。
メイン舞台になってる1985年と数値上は未来である2025年、まさか井田が立ち会ってる方の滅びの方が過去であるとは思わん


アニメなんかで声優さんの一人二役が好き(多重人格キャラによく惹かれてるのはこれも大きいのだが)な私としてはあまりにも供給過多だった、そして本編プレイ中ほぼ気付いてなかった。なんてこったい。


比治山さん最初こそしぶとい軍人系だったのにどんどん不審者になるし焼きそばパンマンと呼ぶことをやめられない。
どんなに格好いいこと言ってても「泣かせやがって……焼きそばパンマン……」って言ってしまうからズルい。三浦がもし自分に何かあれば千尋を頼みますと頼んでそれを叱り飛ばすシーンとか普通に良いシーンなのに「焼きそばパンマン……!」ってなるから真面目な目で見られない。
みんながそれぞれのベクトルで真面目にやってる中、コイツだけ小銭を広い集めて時には人(郷登)に咎められ、それでも焼きそばパンを食い、こんな金!とキレながら焼きそばパンをまとめ買いしている。なんやねん
彼だって真面目に焼きそばパン食べてるんだろ!!
よしよし言いながら焼きそばパン食う姿は笑いを誘う。
焼きそばパンの君もだいぶ草、ちなみに英語音声にしたらYakisoba pan-angelで二重に草。エンジェルて。あと焼きそばパンはそのまま名詞なのね。パンってbreadだけどもう固有名詞扱いなのね。まぁ向こうに相当するものが無いだろうしな……


東雲先輩はしんどい男女好きな人は刺さりそう。
だってあれやで、愛した男に最期を与えるってたった一度きりのことで(まぁドロイドに移っていたが)、終着点という究極を与えることであるのにそれをも忘れてしまうって、執念を失ってしまうって、本当に虚しいことであるよ……。
その究極を失くしてなお、井田先生がくれた機兵は誰にも渡したくないというのを行動原理にするの、もう一度愛し直しているということでもあり……。
全てが終わった後、目標を見つけて生きているようでなによりなんだけど、前世のようなものとはいえ東雲博士がやったことを改めて認識した彼女が何を思ったかを考えると言葉にするのが難しい気持ちになる。
あと方舟計画の探査機が繁殖しあちこちに散り、テラフォーミングが成功した星は他にもある可能性があるわけで(アーカイブ:無限の可能性)、つまりそれは終わらない滅びの運命に巻き込まれた「彼ら」が他にも存在する可能性なわけで、それを意識した時の東雲先輩の話は一本書けそうだなと思いました()

そしてそんな東雲さんにぶん回された郷登パイセンが不憫
資料集に言及があってなんかもうどうして…………ってなった
関ヶ原郷登どっちも幸せになれないよ諒子さん。だいぶ荒療治よ諒子さん。多分家庭からの押し付けで彼女自身も相当自棄になっていたとは察するが。


関ヶ原君はめちゃくちゃかっこいいしバイクで迎えに来るのとかもう白馬の王子の構図なので少女漫画の構図なんだが、本人のルートがシリアスすぎて「笑いどころのないイケメン」というのが亀野的見解です(?)
本当にただひたすらにイケメンなんだよなぁ……本作品の男性陣だいたい何かしら笑うとこがあるのでマジで混じりっ気ない純粋培養のイケメン。
冬坂編が少女漫画テーマなのは確かにそう。アレはマジで白馬ならぬ黒馬で駆けてくる王子なんだわ。
あと多分それなりに見識のあるオタクはキャストの時点でスゲー訝しんでそうだなと思った。
疑うなよ!関ヶ原は普通に良い奴だよ!!!同窓会に顔出さねぇけどな!!!(出て欲しかった)
(クッソどうでもいいが十三機兵クリア直後にいっせいトライアルでバミボが来てユルく遊んでたら胡散臭い方の浪川さん出てきてタイムリーでウケた)


色々根性ありすぎて三浦ァ!って言っててBJの正体にミウラァ!って言っててBJの最後にミウラァ……!ってなってエンディングで結婚を待ってた話が出て三浦ァ!って言ってたから多分私は硬派な男が好きなんだと思います。お嬢さんを僕に下さいをやる男が好きというのは多大にある。
まぁ精神が戦前生まれだから……?焼きそばパンマンが浮かれてるとも言う。あいつ東雲先輩にもふらついてるからな

三浦といえば初期構想ではマーカーは胸で、服を破って機兵を起動するとかあったらしくて噴き出してしまった。成長十郎と焼き……比治山じゃなくて、お前がゴリラ枠になるところだったのか……
戦艦動かす45年組はちょっと見たかったね。

 

 

戦中教育とか時代のせいもあるとはいえ三浦君は本当に人のために自分を犠牲に出来てしまうタイプな人間なわけで、よく本編で命ぶん投げなかったなと思うんだが、それが出来てしまったのがBJであるからやっぱりコイツ自分を大事にしてねぇじゃねぇか!!!
「捨て身で」とか「ここが死に場所だ」とか「護国の鬼とならん」とかとにかくこの人素で人のために死ぬこと躊躇わないから……先述の通り戦時教育のせいもあろうが、焼き比治山は弱気になるなと叱り飛ばす当たりそうでもないのでやっぱりコイツ個人の問題だな!!!!
頼むよなっちゃんコイツを現世に縛り付けてくれ。千尋ちゃんもあんな感じの今頼れるのは貴女だけよ!!!
※当ブログはけいなつを応援しています

なっちゃんがMVP取ったときの「BJ、私、頑張ったよ」の台詞の重みが追想編クリア前後で全然違うのよ……

 

三浦の台詞を確認するために脚本集見て気付いたけど、比治山家は比較的金持ちやんな?(蓄音機があり音盤もそこそこあったと網口家に上がった三浦が述べていたため)
それを考えたらそんな彼の胃袋を鷲掴みにした焼きそばパンすげぇな(?)

ってかいわゆる前世の記憶取り戻しをやった千尋ちゃんがあそこまで変わってしまったのにいちゃん的にどうなんですか。
前世もので前世がガッツリ侵食してくるの恐ろしくないか。ふわっと引っ張られてるどころじゃなくほぼ乗っ取りというね。
郷登は一遍どころか三遍くらい三浦に殴られろ、私が許す。
いや本当に千尋博士と三浦にいちゃんがどうなったか少しで良いから見てみたいけど多分なんにせよ辛い。一応エンディングで千尋が「家族だもの」と会いに行こうとしている描写はあったが。


柴くんと遊びに行った網口の家でゲームする柴くんが「あと一回、死んだら交代するから」……ってのがあの名台詞に繋がってるの、あれ台詞書いた人自分で感動しただろ、よく思い付くなぁ。


DLCのシークレットファイルの迷路、めちゃくちゃ可愛い絵柄でどちゃくそ酷いことしてるの人の心がない。
三浦君を発狂させないように機兵を起動させようじゃねぇんだわ

機兵起動モーションをじっくり見たいのでアプデでギャラリーに入れて下さい!

緒方君の起動マーカーくるぶしなのマジで良い、しゃがんで起動させるの非常にヤンキーぽくて良い。
マーカーの位置は本当に皆工夫されてるなと思う。
中二病なので、自分のワイヤレスイヘッドフォンのタッチ操作にテンションが上がるようになった)

クリア後色々検索してたら、理科室はラベンダーの香りなのか?って言ってる人がいて、時をかける少女か!って膝を打った。オマージュが細かい。
SFガチ勢になればもっと気付けるものが増えそう。頑張れ私。


総括:こいつ三浦ばっかり言ってんな