亀野の言葉を選ばない雑記帳

かめのが徒然書くところです。真面目なことからパッパラエピソードまで。

コンセプトはしゃっきりしてほしい

今日は私が苦手なものの話をする。というか先日苦手だと気づいたものである。

 

寝ホンという文化がある。睡眠時用イヤホンのことだ。
横向きに寝ても痛くないように耳の中にすっぽり収まる小さめ筐体のものや、音質を刺激少なめマイルドにするものなど、ASMR音源の流行なんかと共に各社競争がじわじわされている世界である。

健康上イヤホンつけっぱがどうとか議論はあるが今回の記事でそれはどうでも良い。寝相で取れるんで
私も寝ホン愛好者で通常のイヤホンとは別に専用機を用意しているのだが、先日片耳だけ聞こえなくなった。別の音源でも他の機器に繋いでも駄目。壊れたらしい。
買って2年ならまあそんな頃だろう。

新しいのを買うことにして、2年もしていたら新商品出てるんじゃない?寝ホン業界も進化してるでしょ?と調べてみた。

 

ASE-500|AZLA|株式会社アユート PCパーツ・VR・オーディオ等周辺機器 総合代理店

ほう柔らか本体素敵かも。面白そう。コード150cm!寝返り考慮か。
寝ホンでカラーバリエーション豊富なのも見過ごせない。
というかこれのイヤーピース、確かTGS2022に行ったとき出展してたやつだ、イヤーピースだけでもまあまあな値段じゃなかったっけ。
とかなんとかガジェットオタクの血が騒ぐ。

だがしかし……若干値が張るのだ。サイトにもよるが相場約5500円。先ほど言ったようにイヤーピースだけで十分元取れるところはあるし何より面白道具好きとしては押さえたさもある、が……

今まで使ってるのが約2000円。倍以上する。まあ面白道具に金を惜しむオタクではないのだが現行機気に入ってるので一瞬の悩みが生まれる。

 

で、ここであることに気づいた。

「このイヤホンマイクついてるね?」と。

そしてこの途端私のやる気が冷めたのである。

だってさあ、『寝ホン』は寝るためのイヤホンじゃん。通話機能なんか切り捨てしてしまっていいものじゃない?
それにわざわざ寝ホンを買うような変態もとい機械好きなんて絶対通話用のイヤホンなりマイクなり持ってるだろ。イヤホン1つしか持たない人ならともかく、そんな顧客がわざわざ寝ホンチョイスはないだろ~。

と。思ってしまったのだよ。

実際私は通常有線イヤホン、テレワークや長時間ゲーム用の有線ambie(耳を塞がないイヤホン、マイク付き)、ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン、そして今回故障した寝ホンの4つを使い分けている。
音響機器ガチ勢ではないし、ノイキャンヘッドホン以外は4桁円の安物。まあそれでもそれなりに用途がそれぞれ特化したものを集めている。

話を先ほど挙げた商品に戻すと、要するに尖り切れていない。
マイク付きでゲームも出来ると売りにしている様子だが、多分寝る前に通話連携必要にするゲームやんないと思う。そしてガチゲーマーは寝ない
寝るのに特化させてマイクオミット300円でも価格下げた方が絶対売れる。コンセプトを否定しないでやってよ!
(製造ライン的にわざわざマイク無し用意する方がコストかかるのかもしれないが)

 

とかなんとかしてるうちに結局愛用していたのを買い直した。

E500 | final

個人的に暗い部屋でも視認しやすい黒以外があるとありがたいのだが、まあシンプルイズベストだね。

 

そんなこんなで「コンセプト突き詰めろ」が私の根底にあるんだなと分かったという日記。
これ自分にブーメラン刺さりそうで怖い(創作方面で)。気をつけよ。