亀野の言葉を選ばない雑記帳

かめのが徒然書くところです。真面目なことからパッパラエピソードまで。

青梅が頭にクリーンヒットすると結構痛い

今週のお題「雨の日の楽しみ方」

 

去る5月23日のことである。

梅シロップと梅酒を仕込んだ。 

 

まずは遡ること1年。つまり去年の初夏。

友人の家に実る梅を採り、それで人生初の梅シロップを作った。

それが友人やその友人に大好評だったのでまた来年もやろうぜ、梅酒もやってみたいなという話になった。

 

そして今年の5月22日。

梅狩りが決行された。

友人宅の梅の木はそこそこ高く、脚立を使っても届かない。

別に友人の家は農家とかではなく、特に収穫用のネットなどがある訳でもない。

そこで私達は庭の物干し竿を取り、ブルーシートを張り、枝をぶっ叩いて梅を落とすという女子力の欠片もないゴリラみたいな方法で梅を収穫した。

友人の方が身長があるので梅叩き係、私が回収係だが、降ってくる梅の実をきちんとキャッチするにはかなり勇気が要る。

来年こそヘルメットを用意すると決めた。

ゴリゴリに採れた梅は私の自宅に持ち帰った。クソ重かった。量ったら2.5kg。馬鹿か。

去年の収穫量は確か700gくらいだったはずだ。なんで急に3.5倍になったんだ。それは私と友人の欲の皮が張りすぎたんだと思う。

 

せっかく令和元年だし、ついでに年女であるので梅酒を仕込んで次の年女まで置いておけたらロマンだよなという話もしていた。

しかし2.5kgの梅を全部突っ込める瓶はあまり無いし、ホワイトリカーの必要量もエラいことになってしまう。半々で梅酒とシロップにすることにした。

っていうか梅の量が多すぎて慌てて瓶を買い足した。

 

梅の実を水に浸けて灰汁抜きをし、ヘタをひたすら取りまくる孤独な作業を終えたら夜中の1時近かった。

梅の実は水気をふき取ってビニール袋に放り込んで、冷凍庫に突っ込んで寝た。

 

 

そして冒頭の5月23日に戻ってくる。

バイトの面接から帰ってきた私は早速仕込みを始めた。

湯を沸かして果実酒瓶の消毒をする。

瓶が乾いたら瓶に冷凍梅を入れて、氷砂糖を入れて、それを交互に繰り返す。

酒の方は更にホワイトリカーを注ぐ。

 

 

こんな風になる。

 

 

さて、それから半月程経つと、梅シロップの方は完成になる。あまり長く漬けると傷んでしまうので梅の実を引き上げないといけない。

その作業をしたのが6月。雨が続く頃になってからだ。梅の雨とはよく言ったもんである。

(厳密には梅が熟す頃という意味らしいが)

 

発酵防止の為にシロップを鍋で火にかける。灰汁も掬う。

火を通し終わったら、熱湯消毒した手頃な瓶に注ぐ。今回は酒瓶が幾つか空いていたのでそれを使用。

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\ジャン/

ちなみにもう一つ小瓶がある。

トータルでざっと1リットルくらいだろうか。梅の実が1.2kgほどのはずなのでこんなもんだろう。

 

梅酒の方はもう3ヶ月は待たないといけないが、もう甘酸っぱい香りが漂っている。蓋を開けてはワクワクと香りを楽しんでいる。子供かよ。

年末恒例になっている友人3人での宅飲みに持っていけたらと思っている。

 

今はシロップから上げた梅の実が大量にあるので、どうしてやろうか雨の中で考えている。

去年はジャムにしたのだが、その時は1kgのジャムを生み出してしまった。今年全部ジャムにしたらさすがに量が多い気もする。

 

梅の実の処遇が決まったころには、雨も上がっているだろう。