亀野の言葉を選ばない雑記帳

かめのが徒然書くところです。真面目なことからパッパラエピソードまで。

ゲーム制作で感じた自分の特性と性格

最近ブログの更新をしていなかった。
「こいつメンタル病んでるしとうとう死んだか」と思われたかは知らないが、

 

www.freem.ne.jp

制作してたゲームが出ました。


サークル制作で私の担当はシナリオ、スクリプト、その他雑用です。是非遊んでくれよな!

 

これの制作に没頭して他が疎かになっていただけである。
そして制作していて感じた。

 

私、ゲーム制作向いてないのでは?と。

 

スキル的な問題ではない。
むしろ、その辺は(説明書読めば何でも出来る性格のおかげで)かなり出来る方だと思っている。
このゲームの制作も、システム面は1ヶ月でやっている。吉里吉里未経験から。
パソコンもHTMLがブログ文字サイズを変える程度に多少読めるだけ、C++を大学の般教で微妙にかじったどころか舐めたくらい、開発系ほぼ未経験からである。
我ながらやべえことやってる。
まああらゆるヘルプ参照して、様々なツールを導入した上でなんだけど。
全部無料で開発できるとかやっべえよなマジで。


向いてないのは私の性質の問題だ。

 

こんなド短編とはいえ、シナリオ含め1ヶ月半の開発は2人でやったにしてもかなり速い方だと思う。もちろんどっちも未経験者である。
ついでにサイト制作なども並行して行った。行動力と集中力が化け物である。

そしてその化け物じみた集中力は日常生活に支障をきたしかねないところまでいった。

スクリプト作業の始まった11月下旬からは特に、食事・睡眠・風呂・トイレ以外はほぼずっとパソコン作業をしていた。
そして私の特性上、集中するとトイレは行き忘れる。風呂と食事に呼ばれても気づかない。夜更かしして作業する。

この時期は部屋が寒い(自室に暖房は無い)ので定期的にリビングで茶を飲むなりストーブ当たるなりしないといけないが、当然忘れて室内で凍える。冷たくなっているのに気付けないところへ落ちる。
基本的欲求の時間もギリギリまで惜しみ、削ってしまう。無意識に。

要するに過集中である。某海外ドラマから引用して「ウサギの巣穴」と私は呼んでいたが、本当に地中深くに落ちて出て来られない。
いままでも過集中の気は何度かあったが、今回は本当にヤバかった。
尋常でなく疲れている感覚はあるのだ。だが手が勝手に動き続けるような錯覚に陥る。止まれない。


断っておくが制作はドチャクソ楽しい。スクリプトの文法など知らないし、バグが出たらエラーを読まねばならない。表示されてる数字と実際のエラー位置が違うのはザラ。様々なサイトを巡り、情報を仕入れるのは私の趣味そのまま、それにコンピューター語と考えればスクリプトなんてものは私の得意とする語学学習である。
だが、他の趣味まで忘れて動き続けたのでちょっと頭がおかしくなった感。

 

それまでこまめにチェックしていたこのブログのコメント欄や閲覧数を全く確認していなかったし、もちろん新しい記事も全く書いていない。更新が止まったのはこのせい。
パソコンの前から離れた出先でも、スマホで調べるのはエンジンの説明書ばかり。っていうか寝ても覚めてもスクリプトスクリプト。いや好きなんだよ。でもそれしか考えられなくなってきて。薬物か何かか?
更に元々ツイ廃にもかかわらず露骨にツイート数も減った(過去数ヶ月比で半分になった)&動物写真リツイートばかりになったので「疲れてる?」と友人に心配される始末。
リリース直前の忙しい時期は頭がまとまらず、えーと、何考えてたっけ、そうだ、あのバグどうしようかって……えーと、何考えてたっけ(以下無限ループ)を脳内で四六時中繰り返していた。

 

なまじ責任感が強すぎるのも問題かもしれない。
何せ、シナリオもイラストも上がっているゲームが組みあがらずエターならせたら、それはスクリプターのせいである。今回スクリプトが出来るのが(出来るっていうか身に付けられそうだったのが)私だけだから、私のせいである。
そんな訳で、自分で設定した〆切と死に物狂いで戦い続けた。様々なリスクを考えて〆切には余裕を持たせてはいたが、基本遅刻は許さない人間なのでオーバーは(私が私に)許されなかった。

 

20日にマスターデータを上げた時、「これから私は開発の代わりに何をするんだ?」というのが真っ先に来た。ゲームを作る前は何を娯楽にしていたのかしばらく思い出せなかった。
職場で自分の目を見たらなんかまだらに赤くなってた。出血かな。これはアカン。


これが業界で資金とかアニメ放映時期とかも関わっちゃって悪い方へ転がったのが年末の魔物なんだろうな。

 

今回は年末キャンペーン合わせだったので〆切もあったし追い詰められたのもあるだろうから、次回からは余裕をもってスクリプトを組もうとも思うが、どうせ私のような凝り性は時間があればあるだけ演出をつけたがるから難しい。それを抑制するための〆切でもあるわけで。今回だって他にもやりたかったことあるし。

〆切が無かったらのんびりできるかというと別なのだ。

 
これね。

 
自分へのブレーキのかけ方は未だに分からん。
物理的にタイマーかけてもどうせ無視してしまうし。
この調子でやってると寿命削りかねないので死なない程度にどうにかしなければならない。
っていうか、強迫観念的なのがいけないな。「~ねばならない」思考をまず捨てろって話。

 

今回の短編制作にはサークルの今後の制作のための訓練・ノウハウ集めという目的があったのだが、私個人としてはこの性質を見ることが出来たのは想定外かつ非常にデカかった。 

今後の参考にしたい。

 

 

 


いやマジでイラストも含め完全個人制作の人って何食って生きてるん???超能力者???同じ食生活にするんで教えろください。