グノーシアをクリアした。
多分トゥルーエンドがあるのでまだまだ先はあるが、とりあえずスタッフロールが流れたので。
クッッッッソ楽しい。
何が楽しいかとか、ネタバレ無しでちょっと言葉にしたい。
公式サイト。
あらすじはサイトを見てもらうとして紹介すると、人狼ゲームをソロプレイ出来るゲームである。
人狼ゲームを知らないならググってくれ。
しかしグノーシアという作品自体は人狼初心者でもプレイ出来る作りになっているのでそんなに心配ない。
1.人狼を一人でも遊べる
これはすごい。他にも複数のソロ人狼ゲームやアプリを遊んだことがあるが、ここまできちんとした作りのものはなかなか無い。
ゲーム的な破綻がまず起きない。AIが優秀である。
(人狼ゲーム用語としての『破綻』はもちろん起こる。キャラによってはこれをガンガン見抜いてくる。)
プレイヤー入れて最大15人、現実にこの人数を集めて遊ぶのはなかなか難しい。
それに、エンジニア(占い師に相当)、ドクター(霊媒師に相当)の判定結果や投票履歴、確定した役職の記録などが標準装備。操作性もかなり良い。よく使う機能をワンタッチで呼び出せるようになっている。
ソロプレイ人狼ゲームとしてトップの出来だと思う。
2.世界観が濃い
SFの世界観が良い。
キャラクターの出身地ってか星はバラバラだし、人間でない者もいる。
性別も男女の他に「汎性」という中性のようなものが存在する。
あ、新規プレイの時に主人公の性別選べて、それによってイベントが変化したりもする。
作りこみが細かいから……私も次は男性プレイしなきゃ……。
人狼ゲームの特性上1プレイ10分くらい、それを何度も繰り返す周回ゲーなのだけれども、周回ごとに敵味方所属陣営が変わるのでその度に新たな事実が見えたり、人物の別の顔が覗けたり……
色々試すと色々見えてくる。そのように作りこまれた世界、最高。
3.キャラがの個性が強い
ハイコレ!!コレが一番言いたかった!!!!!
キャラ推ししがちな人、ADV系畑の人にもおススメなんだ!
さっきも言ったが人外も中性もなんでもござれなので本当に個性なんて言葉で片付けられない。
周回の度に新しい一面が見える!
こいつなんやねんって思ってたのに急に好きになった!!!なんてことも起こる(体験者は語る)。
キャラクター毎の思考ロジックも異なっていて、積極的に仲間を庇うとか、疑われにくいとか、あまり議論参加しないとか個性が生かされていて楽しい。
イベントも笑えるものからしんどいものまで。ああああああ!!!!!
土下座はマジで意味が分からねえ
4.プレイヤー体験が凄い
これは3とも関連する。
プレイヤーは1回約10分の人狼ゲームを何度も繰り返す。
で、何が起こるかというと、ゲームを操作するプレイヤー自身に経験が蓄積される。
この作品はキャラごとに思考ロジックは固定なので、例えば「このキャラは騙りも積極的にするな」「この子嘘見抜くの得意だな」とか、そういったメタ的な知識がたまっていく。
例えば嘘をつくのが苦手で、でも見破るのは得意なコメットというキャラがいる。
ゲームを繰り返していくと、彼女と共にグノーシア陣営になった時「どこまで彼女を庇うか」とか考えられるようになる。
複数の人物が異様に彼女を疑ってきた時は、彼女の下手な嘘がバレているのかもしれない。そこを庇いすぎると自分まで疑われかねない。その時はもう切り捨てるという決断も必要になる。
逆に自分が人間陣営でコメットが嘘をついている様子が見られない時は、まあ大丈夫だろうと考えられる。
※ちなみに発言はパラメータ次第で嘘だと見抜くことが出来る。主人公も成長次第でガンガン見抜けるようになる。
それからこの作品、ヘイト概念がある。敵味方かの推理とは別に(周回ごとリセット)。
自分が人間陣営の時、嘘をつかれていたらリスクが高いのは誰か。
自分がグノーシア陣営になった時、誰から消していくか。どこまで味方を庇うか。
人望を集めやすいやつを先に消そう。目立たないからとりあえず放っといて良いだろう。
今こいつ消したら嫌われてた私が疑われる。むしろ仲の良いやつから消した方が安全だ。
……そして、その思考が身に付いた頃には絶望している。
だってみんな素敵な人達なんだ。
それをひたすら勝利のためにとリスク評価していく自分が辛い。
自分の心を殺し、ひたすら己(の陣営)勝利のために機械的に判断を繰り返すんだもの!!!
そして「この人可愛い!カッコいい!」と思っても、次の周回で敵対していたら容赦なく消さねばならない。
場合によっては推しにひたすら手を下すハメになる。
これがやりこみしてる時の私。211回目。この頃には人の心失い始める。
周回し過ぎてだんだん人の心失ってきた
— かめの りょう (@kameno_ryo) 2019年10月4日
これがループものの気持ちか……
そろそろどの周回か分からなくなってくるというか、あれ?こいつを白だと思ったのって今じゃなかったわ、前回??みたいなのが起こり始めた。まんまループ起こしてる人。
— かめの りょう (@kameno_ryo) 2019年10月4日
マジでループもの主人公の気持ちになってくる。
私みたいなループ好きな人に本当にオススメするぞ(沼の底から)。
推しが仲間確定すると心底ホッとしますね。
もうこれは救いを求めてなんども繰り返さざるを得ない。
私はクリアまでに3日で149周しました。
今はトゥルーエンドを求めて200回を超えた。無限ループって怖い。
追記っていうかなんというか
この記事を推敲している間にトゥルーエンドに辿りついた。
グノーシアを真にクリアしました
— かめの りょう (@kameno_ryo) 2019年10月7日
考えすぎのせいでループから抜け出せなくなってた。もっと普通に考えてかめのさん!!
— かめの りょう (@kameno_ryo) 2019年10月7日
個人的にタイムホロウを思い出した。
パラメータもカンストしたんですよ……あまりにも廻りすぎて……これがループ系チート主人公…………
— かめの りょう (@kameno_ryo) 2019年10月7日
攻略はヒントはともかく解答は見るまい!と意地になって5日くらい彷徨っていたので完全にこれでした。
以下どうしても言いたかったノマエンネタバレ、ただし内容自体はひどくしょうもない。反転。
この作品普段なら絶対落ちないよってキャラに落ちたんですが、彼が後日談で学者になってたので私の学者好きが相変わらずすぎて草。なんなんだ。引き寄せスキルか。無意識に学者の匂いを嗅ぎ取っていると言うのか。
是非女性主人公で沙明の粘菌イベ見るといいと思います。
役欠けが起こる理由が推しがセツにやられてるからってのも非常に笑いますね。ほんと。あと土下座はエンディングの名場面集でも出てきてお前そのスチルで良いのかよって。
推しに対してぶっ壊れてる時のわたくし
沙明が好きで「素敵……抱いて……」みたいなこと喚いてるの本当に端から見たら狂ってるな……
— かめの りょう (@kameno_ryo) 2019年10月5日
多分私の好みを1ミリでも知ってる人は「は?」ってなるような奴。私もこんなところで沼だと思ってなくてな……
上記の喚きの言い回し自体は本気で思ってるというより本編に合わせたネタなのでその辺確かめたかったら是非グノーシア遊んでほしい(ダイマ)
— かめの りょう (@kameno_ryo) 2019年10月5日
協力して生き残った時の台詞は吐くほど笑ったからな……
このツイードの本質というか愉快なところは、まず私が本来夢女子ではないこと、そして(見た目ではなく人間的に)決して良い男とは言えないむしろかなりやべぇ奴にネタ半分とはいえこんな台詞を投げてるとこです。ウッ人面瘡見せて……
— かめの りょう (@kameno_ryo) 2019年10月5日