亀野の言葉を選ばない雑記帳

かめのが徒然書くところです。真面目なことからパッパラエピソードまで。

げいみんぐなチェアーを買う。【ゲーミングチェア Heimish】

椅子の買い換えが必要だった。
小学校入学の時に学習机とセットで買ってもらった椅子は20年選手。座面スポンジはへたってカッチカチ。
趣味のお絵かきは休み休みやれば良いのでまだいいが、転職してテレワークに移行した今、椅子の買い換えは可及的速やかに行わねばならない死活問題であった。
毎日尾てい骨が痛むし、このままだと尻だけでなく腰もイカれるという予感があった。

 

www.kuroutoshikou.com


選んだのはこれ。
GALAKURO GAMING ゲーミングチェア Heimish、ヘイミッシュって名前カッコいいな。ちなみにアメリカ英語で気取らない、過ごしやすい、などの意らしい

玄人志向、やったことこそないが憧れのあるPC自作について調べれば一度は目にする名前である。

  • ハイバックチェアが欲しかった
  • 真っ黒や真っ白、で部屋から浮かない
  • ファブリック素材である
  • 日本の家具メーカーが監修しているならそれなりに信頼置けるだろう

が決め手。

ってか「色味が良い」が半分くらいあるかも。そのくらいゲーミングカラーには辟易してるんだよ!!!紺色も綺麗だったので悩んだ。

若干座面高さが高いのが心配だが……まぁそれはオットマンをつけたのである程度誤魔化せるだろう。
※日本人向けサイズの家具はもっと作られてほしいよ身長155cm短足マンの願い。机椅子、ことゲーミング家具は文化的に海外筋が強いせいか推奨身長170~とかザラなので泣ける。


【組み立て】
箱はクッッソでかいので荷物の受取日は玄関を片付けておくと配達員さんの手を煩わせずよいと思います。

レンチ(プラスドライバー付き)は付属。
ただレンチはともかくドライバーは自前のがあればそれがいいと思う。私は(ガンダムグッズの)ドライバーがあるのでそれを使った。
オタクってなんで訳の分からないグッズ持ってるんだろうな
ネジは分かりやすく種類ごとにパッケージングされている。予備ネジは各種1つずつ。
何より日本語説明書で安心。ちなみにWebにPDF版があるので、届く前から読んでシミュレートしておきたいタイプの人も安心。
※余談だが以前職場で棚の組み立て任された時にバリバリ中国語で数字と図版だけを頼りに組んだことがあるがあれはそうそうやりたくないものである

組み立ては1時間ちょっと?私がちょくちょく向きを間違えるのでやり直したりしていたが。
女一人でもまぁなんとかなる。
可能ならお手伝いがいると楽な場面はあるが、なんとかなる。


【座ってみる】

座面はかなり広め、深め。体育座りが出来る広さ。
余程脚が長い御方でなければランバーサポートクッションを置く前提の設計だろうが、あえて抜いて深く腰掛けて胡座スタイルも可能(私レベルの小柄ならクッション置いてなお胡座も可)。
ランバーサポートは置くだけタイプなので、気分によってサッと抜き差し出来る。
リクライニングの時はいらないな……と感じるので、ベルト固定式だといちいち外すのダルいし手軽でいい。
なんなら胡座かいてその脚の上にランバーサポートを乗っけるとちょっとスマホ弄る台にくらいにもなる。

ヘッドレストのクッションは裏表で色が異なり、気分で雰囲気を変えられる。

アームレストは樹脂製だが、ソフト加工とやらのおかげで冷たさや固さはない。快適。
あと動く。高さ、角度、内外と前後移動。
ただ、角度変更だけ手動で結構動作音がでかい。とはいえ動きが滑らかでロックかからないと肘を置いてもズルズル動かれてしまうのだからある程度仕方ない。
そして私の体格の問題だが、もっと内側へ持ってこられると便利だなぁと思う。一番内側でも両側につくにはちょいと遠い。片側に寄りかかる分には良いし、多少偏って座ってもびくともしない造りではある。

布地はさらっとしている。また、均一ではない質感。おしゃれで良い。

布目がチェック模様みたいなのだ


リクライニングはほぼまっ平らまでいく。もはやちょっとしたベッド。
(あまり下げすぎると頭に血が回るぞ)

 

【難点というほどでもないけれど】
これは覚悟の上で買っているが、やはり最低の高さでも足が微妙につかない。
小柄な人はオットマン付きで購入した方がいいかも。
あと頭も若干高い。ヘッドクッションはベルトをギリギリまで伸ばせばまぁ首元に届かなくもないが、めんどいので外して運用している。
しかしそうすると(特に仰向け時)にちょうど後頭部がベルト通しのプラスチック穴に当たる。私の頭蓋骨の形もあってちょっと痛い。

それからまあまあでかいので、机との相性を考えないといけない。学習机で使うならある程度工夫がいる。
うーんゲーミングデスク欲しいなやっぱり。


この椅子に限った話ではないが、開けた直後はどうしても「新品のにおい」がするので、可能なら窓の開けられる場所・晴れた日に組み立てするとよいだろう。

 

 

とにかく、とりあえず尻の痛みからは解放された。

まだ1週間も使ってないので、数ヶ月後辺りに追記するかも。

亀野フレグランスノート:その1

その1とは題してみたが続くかは知らない(いつもの)。

 

趣味の香り集めがだいぶ捗ってしまって、香水入れにしている無印良品のポーチ(Mサイズ)が容量不足になってきた。でかいの買っとけば良かったな。
消費スピードに追い付かない量を買うなと言うに。まあ仕方ない。趣味だからな。
日によって好きな香りは変わるし、明るい日用と鬱な日用と揃えたらこうなるんだぜ。
最近のお気に入りを中心に、いくつかご紹介しよう。

ちなみに亀野の香水の使い方
寝香水多め。
父が仕事柄香水を嫌うため、日中は使いづらい(余談だが母は結婚と同時に所持していた香水を全て処分したらしい)。
一人部屋に引きこもって作業の日は昼から使う。
あと風呂に吹き付けてアロマバス風にしたりする。

武蔵野ワークス:摩天楼

www.fragrance.co.jp最近のMost favorit。頻繁につけている。
手持ちのローズ系香水では最もいかにもなローズ。あまりフローラルは手を出さないことが多いのだが武蔵野ワークスさんのは別で、よく集めている。武蔵野さんの中では比較的ガツンと香ると思う。
バラの中にどことなく渋さを感じるのはパチュリだろうか。好きなんだよねパチュリ。
あと名前がカッコいい。ここの香水は基本的に植物の名前ズバリが多いのでイメージ香水は結構珍しい(ほかの現行だとポロヌプリ、ヘルシンキ空港、サイレンスあたりくらいか?)
余談だが某ノシスマイクのオタクの中で話題になっているのを度々見かける。ほぼ未履修だが確かにそっちとも合いそうだと思う。

武蔵野ワークス:野ばら

www.fragrance.co.jp軸香水福袋に入っていた品。気になっていたので丁度よかった。
バラよりグリーン、野性味を感じる香り。フローラルを苦手とする私としては丁度いい。
グリーンのおかげでナマモノ感が強いので人工的なフローラル調が苦手な人は試してみてもいいかもしれない。個人的に、朝露香る茂みをがさがさしたらこんな香りがするだろうなという香りの一つだと思う。
これをつけたりこれの話をしようとするとシューベルトの『野ばら』が脳内に流れるのは私だけだろうか。Sah ein Knab' ein Röslein stehn……
まあこの香水ラベルは白野薔薇なんだが。

LUSH:ブレスオブゴッド ソリッドパフューム

www.lush.com

いやこうとしか言いようがないねん。
お香系……分類なんだろうが、奥に謎のグリーンを感じる。個人的にはそのグリーンはキュウリなんだが……検索してみたら瓜っぽいって言ってる人Twitterに他にもいた。
調香だけ見ると重そうだけど、むしろ軽い香りだと思う。
公式にあるようにスモーキーではあるんだけど、先述の瓜感もあって軽やかさがある。神の息吹というだけあってか見えない何かが呼吸を促進してくれるような香り。
息苦しいな……と気分が重い時によく使う。あと最近花粉症で物理的に苦しいので気分転換に。

LUSH:ゴッデス ソリッドパフューム

www.lush.com今在庫切れってなってるけど廃盤じゃねえだろうなあ!?(スマグラーズソウルの悲しみを思い出している)
キラキラバスボムが話題になるやつの香水。練り香水もキラキラしている。
第一印象は「コーラ」。いやマジで。
なぜジャスミンとローズとサンダルウッドでそうなるのかは謎。
後からちゃんと花になるのも謎。面白いので使う。

LUSHスマグラーズソウルって白檀系がホントドツボだったんですが廃盤になっちまいまして、手持ち切らしたら泣くのでいつか復活してくれないかと待っています。(過去にそういう例もあったようなので)

22/4/10追記

ウワーーーーーーーッゴッデス香水廃盤だとやっと知ったぜ!!!いい加減にしろ!!!!辛さが加速した!!!!キッツ!!!!!
スマグラーズソウル共々復活してくれ、頼む。

 

ところでお前LUSH入れるの?と聞かれるとです。
毎回混んでて店員さんが他の人のところに行ってるタイミング見計らって入店してます。話しかけられたら死。
前に対人恐怖症からの過呼吸を起こして死にかけたので「商品は好きだが接客が辛い」とクレームメール書こうと思ったことがある。頼むから病人でも買いやすくしてくれ。
特に香水はミドル・ラストノートの好みもあるから即決出来ないんじゃ……。

そうそうLUSHは練り香水愛用派です(練り香水派なのもあるが安いので)

ザ・ボディショップ:チャームミー

www.the-body-shop.co.jpうっかりショッピングモール内で吸い寄せられて入ったお店で優しい店員さんに接客してもらって買った。
サンダルウッド好きならとお勧めされた。「ただバニラも強いので……ムエット(試香紙)につけるのでお買い周りの間に香りの変化も見てみてください」と言われて感動した。
これはコミュ障あるあるだと思うが、お勧めだよ!!今買うの!?どうなの!?的な追い詰められ方すると死ぬので、(言い方は変だが)気に入らなかったらそのまま逃げられる接客のほうが圧倒的に買いやすい。おい聞いてるかL〇SH。
実際30分くらいした香りがストライクだった。
というかお姉さんの人柄に投資したみたいなところもある。ありがとうお姉さん。名前覚えとけば良かった。
あとこの日には未発売だった期間限定・桜のボディミストも試香させてもらったが、それもめちゃくちゃ好みだったので後日通販した。ありがとうお姉さん。私の香りライフが充実してます。
ブランドファンがここに爆誕したので今後も買いますよろしくお願いします。

イヴ・ロシェ:ピーチ&スターアニス ヘア&ボディミスト

www.yvesrocher.jp桃の香りは好きでよく理想を追いかけているのだが、これは桃にスターアニス八角)を足すというなかなか面白い組み合わせをしている。
甘い桃の香りにキリリと締まる雰囲気が好き。
香水ではないのもあり香り保ちはそこまで長くない。良く言えばちょっとした気分転換や、人前で香らせるのは……という場面で家から出る前に自分だけ楽しむ時なんかに使いやすい。社交場面で死にがちの私はよくやる使い方(出不精過ぎて買い物さえ苦痛なので己を奮起させるために使う)。
というかイヴ・ロシェの香りめっちゃ素敵なのが多い……手持ちはあとはラズベリー&ペパーミントなんだがどれも揃えたい……

ロクシタン:ヴァーベナ アイスハンドクリーム

https://jp.loccitane.com/items/15MA030VB3.html

はい好きー。柑橘グリーン系が刺さる私としては問答無用っすね。
女子へのプレゼント悩んだらとりあえずロクシタンにしとけはあながち間違っていないと思う。
というかこのひんやりさっぱり感はジェンダーレス。特に夏には嬉しい香り。
ミントヴァーベナも試したいなあ。

モンタルト:サンダルウッド&パチュリ オードトワレ

www.montaltobio.itこれ前に別の記事でも扱ったんですけど。
ドドドドド好みなのに国内販売がされていない。おま国。
名前の通りにサンダルウッドにパチュリの他、頑張って翻訳するとシダーやグアヤックウッド(パロサントと呼ばれたりする)など、とにかく樹木系の香りで統一されている。ここまで徹底した木の香りはかなり珍しいのでは?
(武蔵野ワークスさんのサイレンス・白檀などが木が前面に来ているがそれもバランスのためかレモンなどが足されている)
樹木系に多い甘く暖かい香りに、シダーやパチュリのものらしいピリッと感が堪らない。
手持ち切らしたらイタリアから輸入するしかねえ。幸い国外発送自体はやってくれるらしい(今はコロナもあるのでどうだか分からんが)。
これの発注のためだけにショッピング英語覚えようと思うよ。送料?関税?知らん。金なら出す。
マジで代理店帰ってきて。需要ならある。

 

余談:私自身は肉も魚もモリモリ食べる人間だしクジラのベーコンも大好き(最近マジで減ったよね……)だが、好きな香りはなぜかヴィーガン対応が多い。今後特にそうなる予定もない。

我が母校の自由な空気

私の高校はなかなかにフリーダムな場所であった。

冬に廊下でやけに香ばしい香りがするなと思ったら、ストーブでポップコーン作ってるクラスがあった。クラスの皆で食べたらしい。ウケる。じゃあうちのクラスはといえば肉と鍋を持ってきてしゃぶしゃぶやってた。は?
冬休みだか春休みだか、部活の先輩が「チョコフォンデュの機械あるから持ってくるわ!」と言って教室借りてチョコフォンデュ大会をした。部活動の体で。

 

先日ちらっと触れたが、亀野の高校は私の一つ上の学年まで公立ながら私服校だった。それもあってかとにかく校風は自由であり、またその自由を奪われそうになれば正当な手段をもって戦う(例えばあることで規制が強まりそうになった時は全校で署名活動が行われ学校に提出された)、ゆとりだなんだと言われる平成の世としては随分尖った学校だった。
ストーブの利用も特にお咎めはなく、先生たちも基本的に寛大であった。

そんな自由な校風を求めて入学する者も多く(それ故に人気でアホほど倍率高くて公立一本入試の私は震え上がった)、そのせいか色々な人が集まった。

 

※以下個人のエピソードを含むため、本筋に関わらない範囲で若干のぼかしを交えています


私の学年には入学早々自分が同性愛者であるとカミングアウトした人がいた。というかカミングアウトという程、カミングアウトではなかった。よく覚えていないがいつの間にか知っていた。そのくらい日常的に彼は自分がそうであるとオープンにしていた。
そして特に何もなかった。当然のように皆は彼の名前を呼び、喋り、共に笑った。彼は人徳もありユーモアもありいわゆるクラスの中心キャラだった。
私が鈍感だっただけかもしれないが、おそらく誰もが何も気にしていなかった。
少なくとも彼の悪口を聞いたことは一度もない。

彼は運動部に入り、選手にもなっていた。てっきり中学からずっとその競技をやっているのかと思っていた。しかしある日とんでもない話を聞くのである。
「いや違うよ。あいつ元々スゲー運動音痴」
彼はいわゆる歳上好きであった(これも公言していた)。そして部活の顧問をやっているおじ様教師に一目惚れをし、やったこともない競技の世界へ飛び込みマスターしてみせたのである。
愛の力ってスゲーなと当時の私は素直に感心した。

そんな高校で、ある授業の教科担任(50代くらいの男性、先述の部活の顧問とは別)が授業中に発した言葉が耳に残っている。
「そんなこと言って、本当は違うんでしょう?」
「いいえ、本当ですって。僕は男の人が好きなんです」
先生は近くの席の女子に言った。
「こう言って女の子を油断させようとしてるんだから」
話を振られた女子は返答に困ったのか何も言わなかった。
教室の空気が凍りつくとまではいかないが、何とも言えない空気になったのを覚えている。あの場で、彼が嘘をついていると思う人間はいなかったのだろう。
古い考えの教師に呆れているような、でも世代も世代だし矯正も無理だろというような諦めのような、そんな空気だった。

彼はいつだかこんなようなことを言っていた。
「自分の他にも言い出せないだけで同じような人がいる。自分が明言することがその人の励みになってほしい」
彼が統計学的な意味(学校全体で600人生徒がいれば他にも性的マイノリティの子はいるだろうという予測)で言っていたのか、それとも彼にだけ打ち明けていた人物が存在していたのか。今となって知る由もないが、私はすげぇなとただひたすらに感心するしかなかった。2回目。

あと他にもバイセクシャルであることを公言している人もいた。その概念をろくに知らなかった当時の私にとってへ~という感じだった。やはりそれだけである。

こういった環境で過ごしたのは私にとってかなり大きかったと感じている。

高校生の私は疑問や納得いかないところも抱えつつ、とりあえず女性として生きていた。ジェンダーへの混乱を抱え始めたのは成人後どころか大学卒業後のことである。そして「二十数年今まで疑問にすら思っていなかったのに」という点において私は激しく動揺した。

だが、人の性指向はその人間のあり方に関して何の問題ではないこと、そして性的なものに限らずマイノリティに対して差別的でない人間も少なからずいることを私は知っている。
これは最近になってより意識するようになった。

当時の私は小学校のいじめをまだまだ引きずっており今以上に人に心を閉ざしていて、クラスにもあまり上手く馴染めてはいなかった。でもそんな私も爪弾きにはされていなかったし、文化祭などのイベントは楽しく参加させてもらっていた。私なりに出来ることがあれば貢献できていたし、こんな根暗にも皆優しかった。
とにかく生徒同士での差別的なシーンにほぼほぼ出会わなかった。
だいぶ優しい空気の中で生きていけたと思う。もっと人に心を開いておけばよかったと今では少し後悔している。

広い世界を見るようになって、私の高校の空気ばかりではないことは分かってきた。何せ最も身近な人物である両親でさえ、従来の思想にかなり縛られていることに気づいた。
それでもまだ絶望せずに生きているのは、そればかりでないという希望を抱かせる母校の空気が私の中に息づいているからであるからだろう。

多様性にはまだ遠く~ランドセルの思い出~

進研ゼミのキャラクター、コラショをご存じだろうか。

知らない方は以下に公式のリンクを貼っておくのでキャラ紹介を読んでほしい。

だいすき!コラショ | 進研ゼミ小学講座の会員サイト【チャレンジウェブ】

 

うさぎのようにも見えるが、ランドセルの妖精である。
彼は井上きずなという少年のランドセルから生まれたのだが、あることにお気づきになっただろうか。

コラショは赤い。

繰り返すが、コラショは井上きずな通称キッズ少年のランドセルである。
男の子のランドセルである。

私が入学してすぐのチャレンジの漫画には、コラショとの出会いの物語が描かれていた。
うろ覚えもあるが大筋はこう。


キッズに祖父から赤いランドセルが贈られる

ついに小学生だー!お兄さんになるぞー!とキッズが喜んでいると「赤は女の子の色だよね」と女子に笑われる

ショックを受けたキッズは人気の無いところまで走り、「ごめんね」と言いながらランドセルを投げ捨ててしまう

帰り道が分からなくなり困っているキッズに「コラショ」を名乗る不思議な生き物が声をかけ、自分がランドセルであること、キッズの祖父に購入されてからキッズに会えることをずっと楽しみにしていたこと、背負ってくれた時の背中の暖かさが嬉しかったことを伝える

二人は和解。コラショが不思議な力で帰り道へ導いてくれる


ランドセルの色もかなり多様化してきた今もこのエピソードには変更がないのか調べてみたら、YouTubeにアニメがあった。

youtu.be

少なくとも2016年まではこれで公式見解のようだ(笑うというより疑問に思われる程度だったり投げ捨ててはいなかったりと私の時と細部は異なるが大筋は同じ)。


先程の公式サイトによるとコラショというキャラクターが生み出されたのが1998年だそうなので(完全に余談だが弟と同い年だ)、25年程前のことである。
当然当時LGBTだの多様性なんだのという言葉は認知度問題どころか、下手しなくても日本では使われてもいなかっただろう。 
性別抜きにしてもランドセルの色の固定観念はまだしっかり根付いていた頃だ。
事実、95年生まれ02年小学校入学の私の教室のロッカーは、女の子の赤男の子の黒のランドセルでほとんどが埋まっていた。

私は入学前、ランドセルのカタログを見てミントグリーンのランドセルを欲しがった。
しかし親(というか我が家は父が不在がちだったので主に母)は「浮いてしまうからやめなさい」の一点張りで、私のランドセルは赤になった。
クラスに一人だけいた黄色いランドセルの子は確かに目立っていた。別に黄色は好きではないけど……目を惹いた。
今思えば、黄色いランドセルそのものではなくそれを選ぶ自由があったことが羨ましかったのだと思う。


私は少し前まで学童保育に勤めていたが、カラフルなロッカーを見て時代は変わったとつくづく思ったものだ。
紺色水色茶色ピンク……かなり賑やかだった。
読者の皆様ももし通学路を歩き、登下校の時間に被ったなら眺めてみるといい。今のランドセルはかなり色とりどりだ。
しかし、私は未だに「赤いランドセルの男の子」「黒いランドセルの女の子」は見たことがない。
実は先程述べたも、暖色系は女子、寒色系は男子であることがほとんどである(パステルカラーなら女子の寒色はまれにあるが……逆に暖色の男子はまず見ない)。

色と性別といえばお笑いコンビオードリーの春日さんの存在はなかなか話題というか、男でもピンクいいじゃん!の流れを作ってくれて良かったとかネットでちらほら見掛けた覚えがある。しかしオードリーのTV露出からそこそこ経った今でも、色とジェンダー固定観念から完全には抜け出せていないらしい。

この辺はまだ、進研ゼミが先を行っているようだ。
販促漫画の展開の強引さなど(主にネットで)ネタにされがちな進研ゼミだが、このコラショ周りの設定はめちゃくちゃ褒められて良いと思う。


ここからはしばらく、私の話をする。

私の高校の制服に女子スラックスがあり、膝丈スカートが嫌いだった私はスラックスを希望したが、母の強い反対に遭いスカートを買った。
入学式、確かに少数派ではあったがそれでもスラックスの女子はいたし、(裕福な子という条件はあれど)スカートとスラックスを日によって履き分ける子もいた。
亀野の高校は長らく私服校だったのが、私の代で制服を導入することになり、その導入の是非もデザインも生徒投票の結果だったという特殊な経緯がある。当時、まだLGBTムーブメントはそこまで活発でもなくなぜ女子スラックスが制定されたのかは分からないが、とにかく言えるのは性自認が女性の生徒でもスラックスを履いている子は確かにいたのだ(そして性自認が男性らしい子もまた、存在していた)。

大学の入学式に当たってスーツを買うことになり、再びパンツスタイルを希望して、途中までは確かにスラックスのコーナーにいたのだが、いつの間にかスカートのスーツを買うことになっていた。
入学式の日、げっそりしながらストッキングを履いて膝よりやや上のスカートに違和感を抱えながら電車で会場に向かう時「ほら、あの男の人、りょうを見てるよ」と母に言われたことは未だに凄まじい不快感として胸に刻まれている。男性が実際私を見ていたかはどうでもよくてとにかく無かったことにしたい。
正直この出来事で女であることが凄く嫌になったところはある。

思えば男女観や多様性についてはかなり古めかしい家庭であり、男女観も昭和な母である。
私が高校受験の際に滑り止め私立をお金がないから受けさせて貰えなかったのは良いのだが、弟はなんか当然のように滑り止め受けて合格貰った上で公立試験に臨んだの、正直未だに「?」だ。金欠はどうした。女なら中卒就職でも高校浪人でも良いと言うのか。
まぁ受かったが前期は落ちて冷や汗ものだった。

しかも女は結婚すれば終わりだからと、大学進学はしない予定だった。少なくとも1年生の進路調査は高卒就職と書いた記憶がある。
幸い?似非進学校あるある「進学しない生徒がいない前提」であらゆる物事が進む高校だったので、流れで大学受験をすることにはなったが。
※これは第一子あるあるの手探りで何も分からなかったといのも無くはないが……
結局優遇されていた弟が高卒ニートしてるのはなんだか本当に、複雑である。

最終的に我が家の古さの愚痴になってしまった。
皆様のご家庭ではどうだろうか。自分が今親世代だぞ!という方はよくよく行動を振り返り、考えてほしい。
子世代の皆様におかれましては、現在日本にはジェンダーフリーの概念がが広まりつつあっても、浸透はしていない(と私は感じている)。もしかしたらそれで心折られる日があるかもしれない。立ち向かうもよし、とりあえずそこは引いておくもよし。(なにせ立ち向かうにはあまりにも労力が要るのだ!無理すんなよの意)
少なくとも何を選択しようがあなたはあなたであり、なにも間違っちゃいないことだけは心に留めておいてほしい。

亀野家ワクチン大騒動の巻

こんにちは。亀野です。
昨今騒がしいcovid-19、こいつのワクチンをようやっと受けることが出来ました。が、一悶着も二悶着もあったので愚痴半分メモ半分につらつらすることにします。

 

以下、主な登場人物(データは騒動のあった8月ごろのもの)

:60代。飲食店勤務。職種柄職場でもとっととワクチン受けろと言われ、また年齢的にも比較的早く受けられた。大騒動のほぼ蚊帳の外だった人。持病なし。どうにも感情が希薄。無口で家族との交流が少ない。緊急事態宣言中は店が閉まってしまい長期休業になってしまって収入減で(母が)てんやわんや。
:50代半ば。営業職休職中。喘息や自己免疫疾患を含む4つだか5つの持病を持つ、我が家最高の新型コロナハイリスク者。ちょっとした風邪でも10日は寝込む体の弱さ。しかしとにもかくにも医者嫌い薬嫌い。自然治癒力を何よりも信じている。この人のおかげで我が家の常備薬には鎮痛剤さえ無い。
:25歳。学童勤務。職場感染リスクの高さに毎日胃痛が止まらない。小学生時代に近視が始まった時、母が毎日大量の冷凍ブルーベリーを食わせてきたのが若干のトラウマ。鬱持ち常用薬あり。
:23歳。高卒ニート5年目。経歴はともかく精神的にはこの家族の中でたぶん一番まとも。
母の主治医:母の持病の主治医。母とついでに私と弟のワクチン接種をしてくれた。

 

【前哨戦】

ワクチン接種が始まるよ~なニュースが流れる中、さっそく亀野家内部は真っ二つに割れていた。
謎のワクチン怖い!スパイクタンパク!死ぬかも!と怯えて変なYouTube見て拗らせた母。
とりあえず情報ソースYouTubeはやめろと宥める私と弟。


そんな中、ワクチン接種券届いたらうちで打てるからね~、いつ打つ?と母の主治医。
持病×4の母に対して当然っちゃ当然だが、主治医的には「よもや『打たない』とは言わないだろう」という感じだったようで、その態度にも不安を感じる母。いやそりゃそうだろ。
私ももちろん遠回りにだが勧めておく。しかしこの話題出るたびにギスギスするので、亀野家では次第にワクチン=アンタッチャブルになりつつあった。


意識にズレを抱えたまま、とうとうワクチン接種券が届いた瞬間、亀野家の論争……いやもはや論でさえない言語の殴り合い大爆発することになる。

ご存じYouTubeには一度見た動画の関連動画をお勧めする機能があり、おかげでチケットが届く頃には母がすっかり陰謀論に染まってしまったのである。
母が見たYouTubeチャンネルを見れば、自然療法やらホメオパシーの文字。ああこいつはダメだとげんなりする私。
打つか打たないかは病状を見つつ様子見で構わないからとりあえず変な情報ソースを見ないでくれ、と頼み込むことにする。(忠告という形だとさらに頑なにるので)

どうも反ワクチンのH.M.という医師の本を昔読んだとかなんとか言っていたので、ソースを調べてみる。すると当該医師は確かに実在するものの、データは彼女が反ワクチンを主張し始めた80年代のものがずっと使われているし、そもワクチン後の死亡例の第三者報告も読んだが関連性は薄い。これを……実母が信じていたのか……20年近く……と目眩を覚えながら、それを噛み砕き極力喧嘩を売らないよう努めながら説得する。
そういえば私はHPVワクチンも打ってないんだが、その辺もこの医師の本の影響だったのか……溜息しか出ねえよ。実際あれは副反応が騒がれて積極的接種は取りやめになった(そして『ほれみたことか』で母が更に拗らせた)んだが。うん何とも言えない思い出話をしたな。すまない。

陰謀論だと言えば起きたことから目を逸らせる」「陰謀論に陥る人間を浅はかな者だと見下してる」「お前たちは私をバカにしている」「お前たちこそ陰謀だと植え付けられてる」「平等な目で見ろ」「ワクチン打てば良いんでしょ打てば!(キレ)」
姉弟で匙をぶん投げた。

ちなみに父は年齢が多少の優先枠に入ったためわりとさっくり予約を取ってさっくり打ち副反応もないままフルチンとなった。父がフルチンってなんか嫌な文字列。ただし予約は母が全部やった。彼はネットは一切使えない。

その後私や弟が対象の若年者のワクチン予約が始まるも、枠は満杯。全く予約が出来ない。私一応福祉従事者なんだが!?
そうこうするうち、東京をはじめ日本全国のコロナ感染者数は爆増。さすがの母も多少ビビったのか冷静になったのか。
母が主治医に「お子さんも一緒に打ってあげるよ」ともう一度言ったのが効いたのか、母は自分含めて家族3人の接種を決めた。

ノリと勢いに助けられてワクチン接種が決まり、何よりも母が受けてくれるなら心強いと私は心底ほっとしていたのである。
接種前々日、「最新技術を試せるんだぜ!?ワクワクしてきたぞ!」と言ったら母に怒られた。曰く「気にしないようにしてるんだから!」とのこと。私としてはそのくらいネタにしてないと不安という心境もあったのだが……アンタッチャブルだなとその後は黙った。
「まあ、こういうのは一番気にしてる奴が一番ケロッと終わらせるもんだ。多分副反応で倒れるなら一番に自分だろう」と目していたのである。あわよくば仕事休んでやると目論んでいた。


【Xデー】

8月X日、母・私・弟は母の主治医の病院へ。
何故か私が一番に呼ばれて打たれて接種後待機室に移される。
続いて弟。私の隣に座ってきた。何か話しかけようかとも思ったが他人もいるし「感染対策のためお静かに」ポスターも貼られている。
私は黙って「ソファーハイバックで最高やなこういうの自室に欲しいわ~」とか思いながら暇だし寝るか、くらいの安静モードに入っていた。
次に母が待機室に入ってきて数分。突然「すいません」と聞きなれない男の声がした。


「ちょっと気分が悪いんですけど」


看護師に話しかけていたのは弟だった。社会的生活をしていない彼が家族以外に話すことなど数年に一回もない。余所行きの彼の声を聞いたのはあまりにも久しぶりだった。

看護師数名がやってきて彼の介護を始める。「注射緊張しました~?」と優しく声を掛けつつ血圧と酸素飽和度を測られていた。
どうも測定結果が芳しくなかったようで、看護師の人数が増える。慌ただしくなる待機室。表に出ていてくれと母以外の接種者が表の待合室に追い出される。
どうも私が座っていた椅子は本当に一番良い椅子だったようで、弟はそちらに移された。電動リクライニングで横にされる弟。彼はぐったりしながらも自分の鞄をつかみ続けていたので、「私が持っておくよ」と声を掛ける。反応が無い。昏迷している。仕方ないので「鞄持つよ」と強めに言って弟の手からひったくって、私も外へ出た。

私は特に何も起こらず接種後の観察時間が過ぎたものの、弟と母がいっこうに出てこない。とりあえず自分の保険証を返してもらいながら「大丈夫そうですか」と聞くと「大丈夫ですよ。一緒に帰られますよね?お待ち頂いて良いですよ」と言われたのでそのまま待合室に座り続けた。ハンカチ取り出して泣いていた。
やっと母だけ出てくる。おかしい。母の方が注射の順番が後だったのだから。
「弟、入院することになった。エピペン2本打って酸素吸入してね。救急車来るから」

 

大丈夫じゃねえじゃねえか!!!!!!!
※あの場で看護師さんに大丈夫じゃなさそうなんて言う選択肢は無いのは当然です

 

もう感情大決壊、パニックに陥った私は人目も憚らず泣いてしまった。なんてこった。倒れるなら自分だろうと思っていたが、いや彼もあれで案外神経が細い、しかしどうしようまさかこんなことになるとは。

母「りょう、一人で帰れる?お父さん電話繋がらなくて。しかもりょうは明日仕事でしょう?どこの病院に運ばれるかこの状況じゃ分からないし。辺境まで運ばれたら……」

私はどうしていいやら分からない。ついていきたい気持ちもある。しかし病院には自転車で来た。明日の通勤にも使う。持って帰らねばならない。
パニックになって吃ってしまう。そうこうするうち救急車の音が聞こえて悲鳴を上げた。
とりあえず顔だけ見ようと思ってストレッチャーで運ばれる弟を見る。顔色はそう悪くない。

「めめめめめ、め、眼鏡かけたまま寝かせていいの、外してあげたら」

訳の分からない事を口走って、父への言付けを任務に私は帰ることになった。
自転車漕いでると多少冷静になり、「なんで電話出ないんだクソ親父携帯持たせてる意味ないじゃないかーっ!」と毒づくくらいの元気は出た。一方で「もしや親父、風呂で溺れているのでは?」という更なる最悪の事態も思いついてしまったのである。
亀野りょう、自転車をかっ飛ばして30分。みんなはワクチン接種後の激しい運動は控えような。お姉さんとの約束だぞ。

帰宅一番、普段絶対出さない大声で「ただいま!お父さんいる!?」と叫ぶも返事が無い。
おいおいホントに風呂で……いや風呂場の電気は消えていたぞ……と心の中の名探偵が呟き、リビング開け放って「お父さん!?!?いる!?!?!?」

父「おう」

いた。生きてた。料理に夢中だったようだ。


私「弟がアナフィラキシーで倒れた。救急車。母さんついてった。電話するから待てって。食事は先に食べろって」
私(この緊急事態に何故電話に出ないクソ親父ィィィィィ)

本音を叩き殺しながら伝言ゲーム。

父「…………」

何か言ってくれ。首を傾げるな。目を見開いたってことは伝わったな?伝わったと判断するぞ?よし。
私もパニくっていてたどたどしい喋りをしているのは自覚している。しかし、父よ、そんな娘を慰める言葉くらいくれ。いやこの究極不器用人朴念仁に情緒的支援を期待するだけ無駄だな。うん。
私は無言には耐えられず友人に電話を掛けることにした。前に公開したゲームの共同制作者である。すぐ出てくれた。有り難いったらない。

 

私「もしもし友人」
友「どうした」(注:基本的に電話嫌いな私は友人相手にも電話という手段をまず用いない)
私「弟がアナフィラキシー疑いで倒れた」
友「Twitter見た」
ツイ廃の会話はだいたい「Twitterでも言ったんだけど」「Twitterでも言ってたねぇ」が挟まるものである。
私「私はパニックだが、父しかいないこの家では精神的ケアが期待できない」
友「なるほど」
私「調べたらアナフィラキシーって100万人に5人って言うじゃん。宝くじでも当てとけよってね。運が良いのか悪いのか。しかもアレルギー発作でエピペン2本ってよほどの場合って言うじゃん。どうしよう」

 

友人には同じ話を繰り返すバグった私に17分付き合わせた。話す相手、大事だと思う。

 

父の作った飯を食ってハラハラしていれば電話が鳴る。母からだ。
母「弟は今日帰れることになった……でもこれ大丈夫なのかしら……」
私「は?入院言うてたじゃん」
母「とりあえず処置終わったらタクシーで帰る」

そして夜もそこそこ深まった頃、母と弟は帰ってきた。歩けているのだからどうも無事なようだ。

母から聞いたところ、

 

・搬送先の病院の先生の見立てとしてはおそらく迷走神経反射による発作
・しかし迷走神経反射では説明がつかない点もないではない
・本当にアナフィラキシーか検査のために採血しようとしたら血管が収縮しすぎて&血圧低すぎて採れなかった
・搬送先の先生的に、2回目のワクチンは(主に本人の精神負担的に)お勧めしない

 

ほぼほぼ迷走神経反射なんだけど、確定診断するためのサンプルが取れなかったので確定診断が出なかったというそんな感じ。
ちなみに血圧は最低50まで下がってたらしい。血圧は60切ったら危篤なんて言われる数値なのでどんな事態だったのかはお察しください。そりゃあ母の主治医も救急車呼ぶわ。

当然の流れというか、弟は2回目接種を希望しなかった。そりゃあ嫌にもなるだろう。
まあ幸い現時点はニートでそうそう外出もしない(この状況、普通によろしくはないのだが)。


そして私と母だけが2回目の接種を受けた。これが弟の身も守ることを信じてである。

あ、副反応は緩かったです。というか私が普段から夕方に発熱する体質なのもあってまあいつも通りの微熱やねっていう。
ただ肩回りは痛かった。突っ張るような感じ。
残念ながら仕事は休めなかったぜ


以上が亀野家コロナワクチン騒動の顛末である。
え?感想?

もう疫病騒ぎはこりごりだ。いい加減にしてくれ。
あと父は電話出ろ

 


どうでもいいおまけ


この騒動が済んで2ヶ月くらい経って10月ぐらい、やっっっっと市から「学童従事者にワクチンの枠あげるよ~」の連絡が来た。
遅ぇわ!!!職場全員2回目まで(人によっては苦労して)取ったっつーの!!!命を預かる職種のくせにほんと後手後手である。それこそ医者や看護師、保健所etc.の人達がコロナ対策に専念できるのはその子どもを預かる俺らのお陰だが???学童でクラスターでも起きたらその家族も外出禁止からのインフラ途絶コンボだが?むしろ俺らがインフラなんだが???
いつものことだがお役所は信用ならん……お役所の子どもも預ってんのにな……。
まあそれもあって転職したんだよ……

10の質問とかオタクこういうの好きだよね

はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問

 

……ってのがあったからやってみたよ。オタクの古傷抉るような企画だなと思ったのは内緒だ

 

ブログ名もしくはハンドルネームの由来は?

ハンドルネームってかペンネームで、好きなイラストレーター3人のお名前から一文字ずつ頂いている。かれこれ高校のイラスト部入部からずっと使っている名前。
ブログ名はもうそのまんま。次項で詳しく。

はてなブログを始めたきっかけは?

元々Twitterでは文字数不足を感じることがあったのと、知能検査を受けてそれにまつわるあれこれを書きたいなと思ったため。その時、自分の知能が平均より高いのを自慢や嫌味に取られるのもめんどくさいので「ここでは婉曲表現とか使わず書きたいように書くからな!」の意を込めてこんなタイトルになった。

自分で書いたお気に入りの1記事はある?あるならどんな記事?

圧倒的に反響もらえて評判がいい記事は知能検査関連なんだけど、「自分のお気に入り」は

kameno-ryo.hatenablog.jp

この推しが好きすぎて頭おかしくなってる記事。なぜかちょっとだけ海外でも話題になった。草。

ブログを書きたくなるのはどんなとき?

なんか大きな出来事があってそれに心が動かされた時が多い。何かにハマったとか、仕事の環境が酷いとか。そんな訳で日記的なまめな更新がなされません。なんてブログだ。

下書きに保存された記事は何記事? あるならどんなテーマの記事?

下書きにはないがPCのメモ帳にはいくつかある(執筆は一部例外除いてPCのメモアプリで行っていてブラウザで装飾だけする派)。
最近だと亀野家ワクチン大騒動の話とか……
あと学生時代にバズった鬱改善ツイートの追記がしたいのでそれも書きかけ。

自分の記事を読み返すことはある?

頻繁に。こいつおもしれー女()って思いながら読む。たまに誤字見つけてサイレント修正。

そもそも「考え事でぐるぐるして頭がパンクするのを抑えるために外部出力しておく」のも目的なのでよく読み返す。ブログは自分の脳みその外付けHDD。書くことで安心して忘れられる(そして必要なら取り出せる)感覚。

好きなはてなブロガーは?

最近ははてなでは書いてないけどARuFaさん。というか彼がはてなで書いてたから「ブログやるか……どこのサービスにすっかな……」ではてなになったところがある。

はてなブログに一言メッセージを伝えるなら?

便利です。ありがとうございます。広告が鬱陶しくないのも良きです。

10年前は何してた?

16歳なのでちょうどこのペンネーム決めた頃っすね。”かめのりょう”という概念が爆誕した。

この10年を一言でまとめると?

荒波

数回溺れ死にかけた気もするよ!

大学落ちたりなんとか補欠一位からの入学と同時に隠れてカウンセリングからの精神科通院とそれにまつわる家族との大喧嘩就活という概念蹴り飛ばしたり入った会社クソ過ぎて3日でやめて10ヶ月プータローして入社した先と解釈違いしてサヨナラ知能検査分かり切ってた発達障害発覚してなんかあとまだここには書く気になれないあれやそれ

とっとと湯につかれ大作戦!

今週のお題「お風呂での過ごし方」

 

風呂は好きだ。

しかし、物事を始める気力が絶望的にないマン私は、着替えを用意して、バスタオルを用意して、服を脱ぐ、この段階を乗り越えるのが壊滅的に怠い。

入れば気持ちいい。長湯する方だし、風呂場で考え事をするのも好き。(そして気づけば水につかっている)

毎日入っているが、グダグダするうち入浴開始が0時まわっている日もある……。

やれば楽しいが始めるのが遅い、の典型例である。

 

そこで最近は風呂が楽しみなようにいくつかの作戦を用いている。

 

1.風呂フレグランス略して風呂グランス作戦

お気に入りの香水を湯船に2プッシュくらい。気軽。

香り集めが趣味なので大量に持っているのに身内が苦手なのもあって寝香水ぐらいにしか用いられていないものの有効活用である。

ぽや~と香るのが良い。

www.montaltobio.it

私これ無茶苦茶好きなんですけど、どうも日本の代理店が撤退したっぽくて今手元にあるの使い切ったらどうしよう輸入する???ってなってる。今の手持ちもたまたまloftで売ってた(しかも半額セール投げ売り)のを発掘したものだし、日本でこれ使ってる人のレポも見たことない。人気じゃなかったんだろうか。他の香りのサンプルも素敵だったのに……。

幸いメーカーサイトには国外からの問い合わせもどうぞってあるから頑張って英語でメールするしかない。送料?知らん

夏場はハッカ油まいてた。ガンダムコラボのサイド3のかおりのやつ。これパッケージもネタ満載なので興味のあるガノタは是非。ちなみに北見ハッカなので超真面目なコラボです。ちなみにマスクにもって話題になってたけど私には強すぎて涙がちょちょぎれた。坊やだからさ……。
マスクの箱や布マスク入れてるタンスに吹きかけたティッシュ入れとくくらいがいいと思います。

 

2.シャンプーチェンジ作戦

新しいものって楽しいよね。ってことでシャンプーを変えます。以上。

亀野家には家族共用のシャンプー(メ○ット)が置いてあってまあそれを適当に使うだけな日常な訳だが、テスターサイズで気になったものを適当に買ってくるのだ。100~150円くらいで1回分……と見せかけて何だかんだ2、3回使える(髪の量による)。

良い香りのとか、保湿成分すごいで!を売りにしてるのとか。

当たりも引けば外れも引く。自分には刺さらない香りだったり。それが面白い。

シンプルな手法だがめっちゃ効く。

ってかやっぱり高いもんはそれ相応の効果あるなって学んだ。別にメリ○トが悪いとかではなくて。あれはお財布に優しい。

ちなみにびびったシャンプーはこれ。買った理由はパッケの色。星空大好き、青と赤の切り替わる空色が大好きな私に刺さった。う~ん収入が安定したら……ボトルで欲しいかもな……香りも好みだった。

 

ってかこうして書いていると「香り」が結構大きな動機付けになるんだな私。